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朝活は楽しく習慣に やらなきゃ減らし、できた増やす

ニューノーマルを生き抜く 「朝1時間」活用塾(2)

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NIKKEI STYLE

リモートワークによって、通勤時間がなくなりストレスが減ったという意見もある一方、ついサボってしまう、ダラダラしてしまうという悩みもよく聞きます。出社の強制力でリズムをつくりづらい今こそ、大事だと思っているけれどなかなか進めることができないことを後回しにせず、朝イチに進めていくことが大切だと前回の記事「在宅勤務のダラダラ解消法 始業前1時間の集中がカギ」では述べました。

早起きして様々な活動をすることを「朝活」と言いますが、「朝活」という言葉が持つイメージから4時起き、5時起きでアクティブに活動しなければ、と思う方も多いかもしれません。実は極端な早起きは必要ありません。まずは始業前の「朝1時間」だけを整えることを意識しましょう。「最後の追い込み」より「最初の仕込み」。1日の始まりで心身のリズムを整えた上で、仕事の段取り力アップやキャリアアップの下地を作っていきましょう。

今回からは読者の方が感じる疑問にお答えしていきます。

Q. 「朝活で大切だと言われていることを全部やるのは無理そう」と挫折しがちな朝活初心者に向けて、まずはこれだけやれば大丈夫という、「最初の一歩」になるアクションやアイデアを教えてください。
A. まずは「早起きできた!」を積み上げるところから始めましょう。

例えば

・理想の時間に早起きできたら100円貯金

・週に3日、目標時間に起きることができたら1粒数百円する高級チョコを食べられるルールにする

・早起きできたら、ネット配信サービスで好きなドラマを見る

・ノートや手帳に、自分の「好き」を100個書いてみて、その中の1つを朝実践してみる

どうしても早起きできないとき最初にすべきこと

早起きできれば生活リズムが整うし、一人の時間も取れるので憧れる。そう思っているので何度も挑戦しているのになかなか続かないという方も多いでしょう。決心したことを達成できないと、嫌な気分になりますよね。特に早起きへの挑戦で寝坊すると一日のスタートが「できなかった」で始まるため、気持ちを引きずることが多いようです。

「早起き」は「起きよう」という気持ち次第ですぐに始めることができるため、一般的に自己肯定感を上げることができる行動だと言われています。確かに早起きしてイメージしたような時間を過ごせた朝は、自分が万能になったかのような気持ちよさを味わえます。しかし、実は自己肯定感を下げる両刃の剣のような一面もあります。「あすこそ早起きしようと思っていたのに、眠気に負けてできなかった」「疲れていて起きられなかった」「子どもを早く寝かしつけることができなかった」など、「できない」が何度も続くと心理的にしんどくなってしまうのです。

「あれをやらなきゃ」「これをやらなきゃ」と思っているのに、起きることができずに自分にダメ出し、そのループに入らないようにする工夫が、早起きを続ける上で何よりも大切なことです。

早起きは365日、いつからでも始められる小さな挑戦です。たった1日や2日できなくても大問題になるわけじゃありません。また初めに戻ってやり直せばいいのです。「少しでも早起きできた」という点に目を向け、成功体験を積み上げていきましょう。

楽しく朝活が続くようになる3つのステップ

早起きに憧れがあるのに、何度挑戦しても続かないという方は、次のステップを意識することで続けられるようになります。

順番に解説しましょう。

【ステップ1】早起きできた!を積み上げる

「ずっと早起きしたいと思っているのに、なかなかできない」という状態の方はまず、「早起きできた!」を積み上げる工夫をしましょう。

「できた!」を積み上げるためには「ご褒美」を自分にあげるのがおすすめです。例えば理想の時間に早起きできたら100円貯金、週に3日、目標時間に起きることができたら1粒数百円する高級チョコを食べられる、などでもいいです。子どものころを思い出してノートや手帳にシールや「花まる」をつけたり、ポイント制にしてポイントをためていったりするのもいいでしょう。気をつけるべきは失敗したとき、罰は決して与えないことです。早起きできなかったら100円罰金、というやり方は、できないのに「罰金貯金」が増え、矛盾する上に自分を罰する行為なのでおすすめしません。朝イチに自分を褒める体験を積み上げるのがコツです。

【ステップ2】Have to(やらなきゃ)を減らす

次に、Have to(やらなきゃ)を減らす工夫をしていきましょう。長年夜型生活を続けていた人が朝型に変わろうとするとき、今までと生活習慣をガラッと変えようとする行為なので、眠い、つらいのは当たり前です。それなのに早起きを始めようとする多くの人は、朝を掃除や英語の勉強、資格試験の準備など「やらなければいけないこと」に充てがちです。掃除や英語の勉強、資格試験の勉強が大好きで、誰に頼まれなくても思わずやってしまうことならいいのですが、そんな人はまれですよね。

早起きで眠くてつらい上に勉強しなきゃいけなくてつらい、となると、早起き自体を嫌いになってしまいます。生活習慣の朝シフトにあたっては、Have toから始めるのを避け、起きて楽しくできること(Want)からスタートするようにすると、ぐっと早起きのハードルが下がります。例えば早起きできたら、ネット配信サービスで好きなドラマを見る、というところから始めるのでも構いません。

【ステップ3】Want(やりたい)を増やす

「将来何者かになりたいけど、何をしたいかわからない」「すべきことがぼんやりしているから朝の時間でしっかり考えていきたい」――そんな状態の人はWantを増やす工夫をしていきましょう。

将来のビジョンがぼんやりしたものだとしても「こうなったら最高だなあ」とイメージすることや、イメージを実現するための一歩を踏み出すことならできます。「いつかやろう」と思っていても、その「いつか」はいつまでたっても来ないので、先取りしてその「いつか」を進めていきましょう。

そうは言ってもどうすればいいか分からない場合は、まずお手持ちのノートや手帳に、ご自身の「好き」を100個書いてみるのをおすすめします。どんなことに楽しみを感じていて、夢中になっているかをできる限り多く挙げてみてください。100個も書けば、その中に、すぐにできそうな朝の楽しみが見つかるはずです。自分が「好き」なことなら、早起きのモチベーションにつながるため、「朝早起きしても、ついぼーっとしてしまった」「ネットを見続けて時間を潰してしまった」ということもなくなります。

朝キャリメンバーの「好きを100個」実践を紹介

筆者が運営する朝活コミュニティー「朝キャリ」では、「好きを100個」を実際書いてもらい、「好き」にまつわることを朝の習慣に取り入れるのを推奨しています。このことにより充実の朝時間が取れるようになった方もいます。

■手帳&読書タイムが好き
→子どもが起きてくる前に15分手帳&読書タイムをつくる
■カフェラテ&一人時間が好き
→毎朝20分カフェでカフェラテを飲む時間を作る
■おでかけが好き
→家族とおでかけしたいねーで話が終わっていたものがあったので、具体的に候補日を決め、出かける予定を朝、立てる
■システム関連の仕事をしたい&資格取得したい
→取れそうな資格がないかを朝の時間で調べてみる
■パン・お菓子づくりが好き
→気になっていた教室に思い切って連絡してみて教室に行ってみる。家でも実際に作ってみる計画を立てる

自分の「好き」を見つける作業は楽しい上に、自分の価値観が明確化します。好きの種を日々の行動にちりばめることで、1日がワクワクと楽しいものとなったという感想も多くもらっています。

「朝活」したい人は、基本的に「あれもこれもしたい!」と自分の人生に貪欲な人です。貪欲は自分をバージョンアップさせたい気持ちの裏返しなので大歓迎です。しかし、「あれもこれもしたい!」と思うと時間がなくなるし、焦りますよね。今回解説した手順で進めていくことで、朝を「あれもこれも」を実現する時間にしていきましょう。

ここで紹介した3つのステップはニューノーマル時代を生き抜くための重要なポイントになるので、この連載でさらに詳しく紹介していきます。どうぞお楽しみに。

池田千恵
朝6時 代表取締役。朝イチ業務改革コンサルタント。慶応義塾大学卒業。外食企業、外資系企業を経て現職。企業の働き方改革、生産性向上の仕組みを構築しているほか、個人に向けては朝活で今後の人生戦略を立てるコミュニティー「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/)を主宰。11年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。

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