別格のオーラを放つ黒い一文字
男性がつけると別格な魅力を放つのが黒いバングル。リラックスしたファッションも、この1本で引き締まりますし、何より筋肉質な手元を引き立てるのに、黒はぴったり。男っぽさもムンと香り、女性の心をときめかせます。そんな黒のバングルの中でもさりげなく、でも確実に女性目線をナビするのが、こちら、トムウッドのバングル。
ユニセックスのシグネットリングから火が付き、今や圧倒的な人気のスカンディナビア発のジュエリーブランドですが、ブレス、バングル類もこのブランドならではのセンスの良さが光ります。その中の一つがこちらのバングル。
一見シンプルではありますが、その幅と厚みのバランスが実に絶妙。華奢(きゃしゃ)すぎず、太すぎない3ミリの幅感、その幅に対してやや重い厚みは、現代建築のようなモダンな雰囲気を感じさせます。全体に艶消し加工が施されていることで、このバランスが更にモダンな印象に。お洒落(しゃれ)好きな女性ほど「……どこの?」と、その嗅覚を刺激されモニター越しにでもチラ見が止まりません。さりげなく魅せる、そんな手元がこれ1本で完成します。
ちらりとのぞく赤が目を引く「知的バングル」
昔のやんちゃ感をほうふつとさせるネーティブなバングルを、あえて大人なクラシックなスーツやシャツにオン、という円熟のコーディネートは女性の好奇心を刺激するもの。特にこちらのバングルは、アクセントカラーがサンゴ。異性が身に着ける赤は実にセンシュアルな印象になるので、女性の目線をナビするのに効果的です。
さらにこのブレスレットは、ネーティブ系ですがアメリカン系ではなく実はチュニジアのトゥアレグ族のもの。元フランス領だったこともあり、ネーティブな感覚とヨーロッパの感覚がミックスされた繊細なセンスはインテリジェンスな雰囲気も醸し、大人の女性の鑑賞に堪える雰囲気があります。「やぁ、待った?」なんて瞬間チラ!はかなりの艶っぽさ。「……もう、分かってる……」と女性の好奇心に火をつける次第です。
ファッションディレクター。大学卒業後、銀座和光を経て、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)入社。25ans(ヴァンサンカン)編集部で活躍後フリーとなり、ラグジュアリーなスタイルを得意とするスタイリストに。男性向けスタイリングの提案、商品企画も手がける。

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