その中でも、どんなバングルやブレスならば女性の好感度が高くなるのでしょう。そんな視点で探してみました、ザ・色っぽバングル。
基本は、さりげないほどお目だちする、そんな匠(たくみ)な路線です。その中でもこの春のおすすめはこちらです。
幅1ミリ! さりげなさの極みで目線を奪う
世にメンズブレスは多数ありますが、大人のTシャツ選びと一緒であまりに主張の激しいもの、グリグリと押しの強い印象のものは女性は苦手。むしろ、白Tシャツのようにストイックで、でも何かこだわりがある印象を与えるものが大切な要素です。そんな、さりげない、けれど気が利いた存在感を極めているのがこちらのブレスレット。幅は約1ミリ、しかも肌なじみの良い10金を使用しているので、ゴールドであってもギラついた輝きの印象はありません。このさりげなさを極めた輝きこそ、女性の目には並でないセンスやこだわりを感じさせるもの。「……なかなかね」と、趣味の良い印象を抱くのです。
例えば、モニター越しに白シャツ姿で話しているある瞬間、ちらっとこのストイックな輝きで手首まわりを意識させれば、正統派の白シャツスタイルにほどよいセクシーさがプラスされて、モニターは即、見せ場となる次第。ブレス初心者の初めの一歩としてもおすすめです。
「自分を見失わない」意味を込めた 帆船ロープのコードブレス
経年変化を慈しむ。壮年の男性にはそんな歴史を感じさせるブレスレットが人間的魅力を引き立てます。そんな楽しみにぴったりなのが、ピッグ アンド へンのコードブレス。大航海時代の歴史を持つオランダで、帆船のロープは特別な存在。それは希望であり、困難でもあり、そして自分を奮い立たせるシンボルとして大切にされてきました。どんな時も自分を見失わない、そんなスピリチュアルな意味もあるのが帆船ロープなのです。
その帆船のロープを使ったコードブレスは、実にきっちりした大人の表情。
コードブレスというとL.A.調のカジュアルな印象のものが多い中で、このダンディーな雰囲気は魅力的。さらにハンドメードで鋼よりも強い編み方をしているので、つける人の顔にシワが刻まれていくように使い込むほどに独特の味わいが出てきます。ダンディーかつ人間的な奥行きもきちんと感じる色っぽブレスをした手元は、女性の本能を刺激。その手に委ねられるチャンスを虎視眈々(こしたんたん)と狙いたくなるほどです。
リモートのリラックスなスタイルにはもちろん、正統的なスーツにも抜け感のあるコーディネートとして合わせやすいので、こちらもシーンを選ばず大活躍。味わいのある手元の演出でダンディーに魅了してください。

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