今欲しいのは、旅行できるひみつ道具

大学で教員免許を取得後、女優の道へ進んだ瀧内さん。『彼女の人生は間違いじゃない』(17年/廣木隆一監督)、『火口のふたり』(19年/荒井晴彦監督)など体当たり演技が必要な役柄にも果敢に挑み、評価を高めてきた。そんな日々の癒やしになっているのが、夜のお酒と、食器集めだ。

「夜のお酒? いや、朝かもしれませんよ(笑)。お酒って余裕がないと飲めないので、飲めるときは、ゆっくり飲んで癒やされています。ワインでも日本酒でも、何でもいただきますね。それこそ琉球グラスに入れて飲むと、キレイで本当に癒やされます

食器は、琉球グラスをきっかけに、イランやイスラエル、モロッコなどの民芸品を扱うお店でも買うようになりました。それがまたお手ごろで、1個300円くらいで買えたりするんです。ちょっとずつ食器棚に増えていく様がうれしいですね」

最近、買って良かったモノは、ヨガマットだという。

「20年に撮影でヨガをする機会をいただいて、先生に教えていただいたんです。それからヨガマットを買って、音楽を流しながら体をほぐすようになりました。簡易的なヨガなんですが、それでも精神を整えられて、集中力が高まった気もしています。

今、欲しいものですか? 海外に行きたい……と言いそうになったんですけど、モノの話ですものね。それなら……どこでもドア(笑)。身近なモノで生活を豊かに、とか言っておいて申し訳ないんですけど、どこでもドアで自由に旅へ出たいです」

お酒を飲みながら心をほぐす時間も大切にしているという瀧内さん
瀧内公美
1989年生まれ、富山県出身。2012年から本格的に女優活動を開始し、14年の『グレイトフルデッド』で映画初主演。17年に『彼女の人生は間違いじゃない』に主演し、日本映画プロフェッショナル大賞新人女優賞や全国映連賞女優賞などに輝いた。20年には、『火口のふたり』(19年)でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞やヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。主な出演ドラマに『恋はつづくよどこまでも』(20年)、『共演NG』(20年)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(21年)など。主演映画『由宇子の天秤』が9月公開予定。
(c)2020映画『裏アカ』製作委員会

『裏アカ』

アパレルショップの店長として働きながらも、仕事もプライベートも満たされない毎日を送っていた伊藤真知子。あるときSNSに裏アカウントを作り、胸元を写した写真を投稿すると、フォロワーが急増して快感を覚える。やがて「ゆーと」と名乗るフォロワーと会った真知子は、彼に身も心も引かれるが……。監督・加藤卓哉 脚本・高田亮、加藤卓哉 出演・瀧内公美、神尾楓珠、市川知宏、SUMIRE、神戸浩、松浦祐也、仁科貴、ふせえり、田中要次 全国ロードショー中

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

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