自分でおこした風で自分が涼しくなっている。なんか楽しい(イラストはイメージ=PIXTA)

そんなわけで、貯金が減った代わりに散歩の連れ合いができたのだった。

いいもんね。那須の山に引っ越してから、いつも思っていたもの。都会に住んでいる間に、もっと自転車を楽しんでおくべきだったと。山は行き帰りのどちらかが必ず登り一方になってしまう。アスリートでもない限り、平地のほうが絶対に使えるのだから、自転車は。

代金を支払うと同時に登録も済ませ、保険に入り、アシストの使い方を練習し、車体の調整もしてもらって、店員さんに見送られながら完璧に仕上がった自転車は発進した。

この走り、自分でおこした風で自分が涼しくなっている。なんか楽しい。

30分も走ると、体がぽかぽかになった。

腿(もも)や、意外にも腹筋、背筋も程よく使っている気がする。心拍数も息が切れない程度に上がって、額にジワっと汗をかいたが、もう少し走れるくらいの余裕はあった。

更にあちこち走りまわってから、河原でボサノヴァを聞いた。季節が春から夏へ向かうのを見た。自転車のおかげで、暑さに対する体と心の準備が、今年はうまくできそうだ。

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