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若月佑美 元アイドルの女優を自分の武器にしないと

若月佑美インタビュー(下)

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

『私の家政夫ナギサさん』や『今日から俺は!!劇場版』など、2020年は年間を通してヒット作に携わった若月佑美。乃木坂46卒業から約2年。女優として着実に歩む秘訣は何か。前回の「元乃木坂46の若月佑美 ヒット作に関われたのは貴重」に続き、女優への熱意やこれまで挑戦してきたことなどを語ってもらった。

指名で仕事をもらえる幸せ

出合った仕事に全力で取り組み、ヒットメーカーの目に留まってチャンスをつかんだ。女優への熱意はいつ生まれたのか。また、グループを離れてソロでやっていくにあたり、どんな覚悟をしたのか。

「お芝居に興味を持ったのは、この業界に入って3年目くらいからです。1人になって強く思うことは、これまではグループでの活動に私を"入れてもらっている"状態でしたが、名指しで『若月佑美に』とお仕事をいただけるのは本当に幸せなことだなって。こうして取材していただくのも、『よく見つけてくださったな』と思いますし。卒業したばかりの頃は、実はグループの名前に甘えてしまっている自分もいたんですよね。

でも、それでは前に進めない。良くも悪くも、自分1人の時間しかないことを自覚して、その分、勉強に時間を割こうと思って。今は女優のお仕事に限らず、いろんな現場を体験させていただいています。

そして1度、自分を『ゼロ』で見てもらおうと決めているんです。『もし私が元乃木坂46でなかったとしたら、どんなことに挑戦させてくれますか』ということを、いろんな方に聞いてみたいというか。グループにいたときは、自分の限界を決めてしまっているところもあったんです。『これはあの子が得意だから、私は前面に出すのはやめておこう』みたいな感じ。その思考は良くないなって。今は1人なんだから、何に向いているか、どんな道に行けそうか、『私はそう思わない』と言わずに試していくのもありかなと思っています。

ドラマや映画だけでなく、今はナレーションのお仕事や、『週刊SPA!』でフォトエッセーの連載(19年8月~)、昨年の4月からは『Oggi』の美容専属モデルと、『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)でラジオをやらせていただいています。もしかしたらこのなかに、もっと伸ばせるところや、自分が役に立てること、今まで知らなかったこともあるかもしれない。『ゼロから』というのはキーワードにしています」

様々なことに挑戦しながら、女優業を軌道に乗せた。アイドルは素の部分も見せる親近感のある存在だが、女優は役柄で表現する仕事。女優としての在り方についてはどのような考えが?

「元アイドルの女優だということを、ちゃんと自分が武器にしないとな、とは考えています。『共演NG』では、鈴木京香さんに『私、オープニングでダンス踊るんだけど、どうやって覚えたらいいの?』って聞いていただいて。『私の場合、自分で勝手に振り付けにポイントを作って、言葉にして覚えてます』とか、そういう話も私だからできたこと。単発ドラマ『父と息子の地下アイドル』(20年)では踊るシーンがあって、共演の芋生悠ちゃんと加藤小夏ちゃんに、『ウインクするならここがベストだよ』とか、胸を張ってアイドルっぽさを教えてあげられました(笑)。

女優1本でやっていらっしゃる方と比べたら、やっぱり経験値は足りない。だから、いい意味で間を行く存在になれたらいいなと思っています。アイドル時代にはファンの方とコミュニケーションを取っていたので、そこは続けたいんですよね。私はこの世界に入ったときから、人間・若月佑美としての目標と、芸能界にいる若月佑美の目標をそれぞれ掲げているんです。人間・若月佑美としては、『誰かの人生にいい影響を与える人になる』。教師だったら生徒、お母さんだったら子どもにいい影響を与えられるように、職業に関係なく、勇気をあげたり励ましたり、そういうことはずっとしていきたい」

何ができるか毎日自己分析

「芸能界では、『いい作品や仕事を通して、みなさんに楽しんでもらえるエンタテイナーになる』。昨年6月から始めたオンラインサロンでは、ファンの方の相談に乗ったり、参考にしてもらえるようにメイク動画をアップしたりして、人間・若月佑美として(笑)、活動しています。芸能界のほうでは、作品できちんと結果を出していくことを頑張りたいです。

卒業前から私って、自己分析をめちゃめちゃしていたんですよ。自分には何ができるかとか、どうやったら趣味を武器にできるか、どこを伸ばせばいいのだろうって、毎日考えるんです。それは今も役立っていて、オファーをいただいた役やお仕事については、マネジャーさんとディスカッションします。

マネジャーさんの客観的な目線での意見を聞きつつ、過去に挑戦したけどダメだったことや、意外と好評だったことを伝えたりして、『じゃあ、こっちの方向でいきましょうか』などと相談させてもらっているので、とても幸せな環境です。もちろん、オーディションも受けています。橋本環奈ちゃん主演の映画『シグナル100』(20年)は、オーディションでキャスティングしていただきました」

同世代の女優では、93年生まれの吉岡里帆、94年生まれの広瀬アリス、95年生まれの土屋太鳳ら、主演クラスがひしめく。グループ卒業時は23歳だった。女優をやるには遠回りになったのでは?

「それは全然思わないです。みなさんのこと、カッコいいなと尊敬していますし。あと、私は人を支えたり、プロデュースしたりが好きで、キャプテンよりも副キャプテンになりたいタイプ。脇でサポートしたりすることに喜びを感じるので、今後も真ん中に立たずとも、作品を支えられる1人になることを目標にしたいです。

卒業してからずっと思っているのは、自分には『一生懸命』しかないなって。他の女優さんと比べたら、場数も技術も足りない。じゃあ何ができるのかっていったら、いただける役、やりたい役に、ひたむきに取り組むしかない。

今年は卒業して3年目になるので、"未熟者"という立場に甘えてばかりもいられなくなります。いまだに、『えっ、カメラが私にずっと向いてますけど大丈夫ですか?』っていう、遠慮みたいなものがあるんですよ。アイドルのときは20人、30人いて、カメラの割りなんて一瞬で、そこにどう懸けるかだったので。そういう癖を徐々になくして、『画面を自分の表現でいっぱいにしてやる』って気持ちになれるように頑張りたいです。

マネジャーさんともよく話しているんですが、将来的には、全体くくりでの『表現者』のポジションに行きたいです。女優業も好きですし、デザインや絵を描くのも好きですし、裏方も好きなので、企画・原案みたいなお仕事もやってみたい。ナレーションやモデルのお仕事も磨いていきたいですし、そういう意味で、マルチに表現していく人になりたいです」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2021年3月号の記事を再構成]

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