日経ナショナル ジオグラフィック社

イスラム原理主義勢力タリバンがアフガニスタンを支配する前は、ハザラ人の戦士たちが麓の村に暮らし、タリバンと戦うための武器を大仏の足元に保管していた(PHOTPGRAPH BY PASCAL MAITRE)
何世紀にもわたり、旅行者や考古学者、巡礼者が巨大な仏像を訪れていた。ユネスコは壁画で装飾された洞窟と、仏教寺院を含むバーミヤン渓谷全体を世界遺産に登録している(PHOTPGRAPH BY PASCAL MAITRE)
バーミヤン渓谷の大仏の前を歩くハザラ人の戦士たち。この写真が撮影された1996年当時、一帯にはパキスタンから戻ってきた難民も数多く暮らしていた(PHOTPGRAPH BY PASCAL MAITRE)
大仏の近くにある洞窟壁画。仏教の僧侶がバーミヤン渓谷に暮らしていた時代のものだ。僧侶たちが残した作品の中には、世界最古の部類に入る油絵もある(PHOTPGRAPH BY PASCAL MAITRE)
1996年に写真家のパスカル・メートル氏が訪れたとき、バーミヤンの大仏はすでに紛争の被害を受けて穴が開き、一部が欠けていたものの、まだ立っていた(PHOTPGRAPH BY PASCAL MAITRE)
2001年3月、タリバンが大仏の足元に爆弾を仕掛け、大仏はがれきの山と化した。5年後、メートル氏はバーミヤン渓谷を再訪し、かつて大仏が立っていた空洞を撮影した(PHOTPGRAPH BY PASCAL MAITRE)
タリバンの指導者たちは当初、アフガニスタンの文化遺産を傷つけないと約束していた。ところが2001年、自分たちの政権に対する国際的な承認が得られないことと米国の制裁強化に不満を抱き、約束を破った(PHOTPGRAPH BY PASCAL MAITRE)

(文 NINA STROCHLIC、写真 PASCAL MAITRE、訳 米井香織、日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2021年3月26日付の記事を再構成]

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