N
働き方・学び方
次世代リーダーの転職学

新しい職場はリモート 組織になじむための5つの行動エグゼクティブ層中心の転職エージェント 森本千賀子

2021/3/26

次世代リーダーの転職学

オンラインで自己紹介する機会も増えてきた(写真はイメージ =PIXTA)
オンラインで自己紹介する機会も増えてきた(写真はイメージ =PIXTA)

まもなく新年度がスタートします。転職、あるいは異動や出向などにより、新しい組織に入る人も多いことでしょう。新しい組織になじんで、人間関係を一から構築するのは、ただでさえパワーを要するものですが、今年はさらにハードルが上がっています。新型コロナウイルス禍がいまだ収束に至らず、リモートワークを継続している企業が多数あるからです。入社・異動していきなりリモートワーク中心になる人は少なくないと思われます。今回は、リモート環境でも新しい組織になじみ、本来の自分の力を発揮するためにはどう行動すればいいかをお伝えします。

リモート環境での悩み 「新しい組織になじめない」

近年、人事や採用関連で「オンボーディング」というワードが一般化してきました。オンボーディングのもともとの意味は「飛行機や船に乗り込む」。ここから広がって採用活動における「受け入れ」~「定着・活躍」のプロセスをオンボーディングと呼ぶようになりました。新メンバーが早く活躍できるよう、人事や受け入れ組織がサポートする施策を指します。

入社・異動後、6カ月間の過ごし方により、その後の定着率が大きく変わってくるという調査データがあります。近年の採用難を背景に、「せっかく採用できた人材を逃してはいけない」と、企業の人事担当者たちはオンボーディングプログラムの強化を図ってきました。

そして、コロナ禍においても、各社は面接をオンライン化すると同時に、リモートワーク環境下でのオンボーディングの手法を模索してきました。先進的な企業ではその施策が効果を上げているケースもありますが、多くの企業はまだまだ試行錯誤の段階といえるでしょう。

そこでお伝えしておきたいのが、「オンボーディングがうまく機能していない会社」「そもそもオンボーディングに無頓着な会社」が少なくない現実です。皆さんがこの春に入っていく会社や組織が必ずしも手厚いオンボーディングを用意してくれているわけではないということです。

おそらく戸惑うこともあるでしょうし、それによってモチベーションを落としてしまうかもしれません。実際、新卒・中途採用共に、入社直後からリモートワーク中心となった人たちの中には「放置されていて、孤独を感じる」「自分が必要とされている実感がない」と悩んでいたり、早期に辞めてしまったりするケースが少なくないようです。まずは、そうした事態に陥ってしまう危険性があることを心に留めておいてください。

注目記事
次のページ
自分でできる「セルフオンボーディング」を意識する