Men's Fashion

ボーダーシャツ・くつろぎウエア 春の気分を上げる服

トレンド

春の「今買い」キーワード(2)

2021.3.28

MEN'S EX

今季、これまで定番としてなじみあるものが、ふたたびトレンドインしていたり、ステイホームもちょっとの外出も楽しい、今の時世に合ったアイテムの注目度が増しているなど、装いが楽しくなりそうなトピックが届いている。各ショップのバイヤー・プレスなどお洒落の達人にもヒアリングし今買うべきアイテムと、その着こなしについてまとめた。さあいよいよ春、新しい季節、まずは装いで気分をあげよう!




Keyword 青白ボーダーでマリン&トラッドの旬な香りづけ

おなじみの柄が、今季装いを楽しくする 定番ボーダーのインナー革命

昨年から続いていたボーダー人気が今季、さらに加熱。その理由は、装いを一新する力にあり。定番服のインナーに合わせるだけで、革命的なほどの新鮮さを呼び込むことができるのだ!

JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)

極上の海島綿をバスクシャツデザインに

定番よりやや厚手に編み立てた24ゲージのバスクシャツ風ニット。紺ジャケ&白デニムという合わせは往年のフレンチアイビーからインスパイアされた装いだが、今の視点で見るとマリン的爽やかさも感じさせる。3万2000円(ビームス 六本木ヒルズ)

ジャケット6万9000円/ポール・スチュアート(ポール・スチュアート 青山本店) パンツ2万6000円/イカイ(マスタープラン オフィシャルストア スピラーレ) 靴7万円/パラブーツ(パラブーツ青山店) 時計292万円/ヴァシュロン・コンスタンタン(ヴァシュロン・コンスタンタン)

CHECK! ビームスでは別注ボーダーを今後多数展開

フレンチテイスト人気の継続により、定番ボーダーが欠かせない存在です。BEAMS Fでも今季は別注を多数制作。ジャケットインでも一枚でもサマになるルトロワ、ヨーロピアンムードのジョン スメドレー等、定番を今日的に装えます。

BEAMS F アシスタントバイヤー 芹沢良輔さん

LETROYES(ルトロワ、左)

ロングセラーモデルをリラックスシルエットで別注

ブランドの定番として長年展開されているボートネック「セルジュ」を半袖にアレンジし、シルエットもゆったりめに変更したビームス別注作。王道的バスクシャツのデザインだが、上質なコットンニット製で非常に柔らかな着心地だ。1万7000円(ビームス 六本木ヒルズ)

JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー、右)

極上素材で編み立てたベーシックボーダー

袖先と裾にリブのないTシャツデザインのニット。太すぎず細すぎずのベーシックなボーダーで、さまざまなアウターと好相性だ。素材はブランドの代名詞であるシーアイランドコットン製で、驚くほどなめらかな肌触りを味わえる。2万7000円(ビームス 六本木ヒルズ)

セットアップからシャツアウターまで! “青白ボーダーIN”で旬度UPのスタイル帖

軽装ゆえにマンネリに陥りがちな春夏スタイルだが、今年は“ボーダーIN”でその悩みを解消できる。定番スタイルへ実際に合わせて検証してみよう。

DRAKE’S (ドレイクス)

シンプルなセットアップにがぜんメリハリが効く

大人の休日に最適な、ワークテイストのカジュアルセットアップ。インナーには無地Tシャツを合わせるのが簡単だが、トレンド感を意識するなら、今季は紺白ボーダーTにチェンジしてみよう。着こなしにがぜんメリハリが生まれ、アップデートされた印象になる。写真のTシャツは薄手のリネン100%で、首元の適度なゆるさも洒脱さに貢献。Tシャツ1万5000円(ドレイクス 銀座店)

ジャケット9万4000円、パンツ6万1000円(ドレイクス 銀座店) 靴6万5000円/パラブーツ( 六本木ヒルズ店)

SAINT JAMES(セント ジェームス)

ダークトーンの装いに爽やかさが薫る

上のセットアップスタイルと同じくダークトーン基調のスタイリングだが、薄手カーディガン×ボートネックボーダーTだとよりリラックスした雰囲気の着こなしに。こちらは白場の多いボーダーのため、シックでありながら爽やかな印象も醸し出している。足元はスニーカーでも悪くないが、今回はベルジャンローファーで品格を意識した。Tシャツ8500円(セント ジェームス代官山店)

カーディガン4万2000円/レンコントラント(エイチジェイエム) パンツ2万3000円/セラードア(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) 靴9万8000円/ボードイン アンド ランジ(コロネット)

BAFY(バフィー)

注目のホワイトアウターとも好相性

前記事で紹介したとおり、今季は“白のクリーンさ”を効かせるスタイルが要注目だが、そのインナーにも青白ボーダーはベストマッチといえる。クリーンさを損なわず、同時にアクセントとしても機能するからだ。こちらのような細ピッチのボーダーニットなら、カジュアルなブルゾンと合わせても子どもっぽくならず、爽やかかつ洗練された佇まいに仕上がる。ニット2万円(ビームス六本木ヒルズ)

ブルゾン4万5000円/ランバン コレクション(ジョイックスコーポレーション) パンツ2万7000円/コロニー クロージング(バインド ピーアール) 靴9万1000円/フラテッリ ジャコメッティ(ウィリー)

ANDERSON & SHEPPARD HABERDASHERY(アンダーソン&シェパードハバダッシャリ)

爽やかなボーダーがミリタリーの土臭さを中和

武骨なイメージの強いミリタリーシャツは、ややもするとラギッドになりすぎることもあるが、その簡単な対処法としてもボーダーINが活躍する。爽やかさと清潔感を象徴する柄ゆえ、ミリタリーの骨太さを程よく中和してくれるからだ。写真のように上質なニット素材のボーダーTを選べば、いっそう洗練されたスタイリングが完成するだろう。ニット5万9000円(日本橋三越本店)

シャツ2万5000円/ギ ローバー(バインド ピーアール) 靴9万3000円/エドワード グリーン(トレーディングポスト青山本店)