全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。
FACY MENのメディア内では、「シューズ」や「アウター」のほか、「バッグ」の記事がよく読まれていた。
バッグに関連する記事の内容を見ると、「トートバッグ」が最も多かった。素材に関する頻出語としては「キャンバス」が上位だった。今回はキャンバス生地のトートバッグに注目する。
春夏らしい軽快な素材感が魅力のキャンバストートだが、レザー素材のものに比べると、カジュアルな印象になりやすい。大人が手に入れるなら、デザインや質にこだわって選ぶ必要がありそうだ。今回はFACYに登録する各店のおすすめを紹介する。
高品質の国産素材 オンオフ問わないデザインも魅力
「トートバッグを選ぶとき、まず注目すべきは容量です。A4サイズの書類や13インチのノートPCがしっかり入る、そんなサイズを目安にしたいですね」
そう語るのは、熊本の「ORANGECOUNTY(オレンジカウンティ)」オーナーの大島隆氏だ。Butler Verner Sails(バトラーバーナーセイルズ)のキャンバストートを紹介してくれた。同店で10年以上も取り扱っている人気商品だという。

「生地は、旧式の織り機で手間をかけて作られた『倉敷帆布』です。老舗の皮革メーカーが手がけた『栃木レザー』のストラップは手に食い込みにくく、使うほどに柔らかくなじんでいきます。素材にこだわっているのに、価格が1万円ちょっととリーズナブルなので支持されています」
カラーは、キャメルとチャコール、ネイビーがある。なかでも大島氏のおすすめはネイビーだ。
「3色のなかでも特に上品な雰囲気なのがネイビー。オンオフ兼用で使いたいという方にも好評です。デニムを取り入れたカジュアルなスタイルだけでなく、かっちりしたジャケパンスタイルとも相性がいいですよ」

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