英語学習にはマイナスの和製英語

和製英語は英語を取り入れて作られた日本語で、日本語の語彙や表現を豊かにする半面、正しい英語を学ぶ上では障害になる。

すっかりおなじみになった「Go To トラベル」もその一つ。「日本語の直訳からの連想で『旅行』『に』『いく』の各語に英単語をあてはめ、Go To トラベルとしたのだろうが、英語としては成立しない典型的な和製英語」と「日本の英語を考える会」の鶴田知佳子さんは話す。この場合の「to」は方向を示す前置詞なので場所や地名が続くのが正しい用法という。

政府もカタカナや大文字のアルファベットを織り交ぜ、正しい用法ではないことを注意喚起はしているようだが「小中学生に与える影響は計り知れない。子どもたちはGo To トラベルを英語だと思い込み、英作文でも書いている」(鶴田さん)。

経済のグローバル化で英語で話すことが必須になりつつある。ビジネスシーンで戸惑わないよう、ふだん何気なく使っているカタカナ英語が通じるかどうか、時には辞書やネットにあたって調べてみたい。

■ランキングの見方 数字はNIKKEIプラス1倶楽部会員938人中の正解者数。記事中の英語の例文は「日本の英語を考える会」の作成による。2面の表以外のイラストは金子重人。

■調査の方法 「日本の英語を考える会」の鶴田知佳子氏(東京女子大教授)ら会員8人、専修大の宮田宗彦准教授(英語教育)の協力を得て、本来は正しくない和製英語と英語でも意味が変わらないものをとり交ぜて37個の質問を作成。NIKKEIプラス1倶楽部会員を対象に2月中旬、クイズを実施した。10代から90代まで938人から回答を得た。

(生活情報部 木ノ内敏久)

[NIKKEIプラス1 2021年3月20日付]


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