通じない和製英語クイズ 正解者が少ない10問に挑戦

日本で生まれた和製英語は外国人に通じない。クイズで約1000人の読者に尋ね、正しい英語だと勘違いした人が多い順にランキングした。

■1位 リフォーム 559人

住宅や建物の改修はrenovation、改築、改装はremodelingを使う。リフォーム(reform)は英語では「改革」の意味で習慣・制度などを刷新する場合に使う。「家の改修、改築の意味で、リフォームをネーティブに対し使うと『家の改革』となり通じない」(専修大准教授の宮田宗彦さん)

30代男女の正答率が最も高く、50%を超えた。50代男女は40%台。70代男女が最も低く、20%台だった。高齢になるほど住み慣れた我が家のリフォームをする機会が多くなる。テレビCMなどでよく使われる「リフォーム」を正しい英語と誤認する年配者が多くなったようだ。

正しい用法としては例えばThis house was completely renovated last year(この家は昨年、全面的にリフォームした)、The National Diet passed the tax reform legislation(国会は税制改革法案を可決した)など。

■2位 リストアップ 553人

「『列挙する』は英語ではmake a listと言う」(日本の英語を考える会、以下『考える会』)。リストは「一覧表」で、動詞なら「表にする」の意味だが、英語のupと一緒に使うとネーティブには通じない。

最も正答率が高かったのは40代女性の53%で唯一、50%を超えた。男女別では女性の正答率は44%と男性の39%を上回った。

正しい用法はWe made a list of candidates(候補者をリストアップした)、Can you list the items that are missing?(不足している項目をリストアップしてもらえますか?)など。

日本人はupをよく使うが間違いが多い。和製英語のレベルアップは本来はimprove、キャリアアップはcareer advancementだ。

■3位 ライブハウス 451人

「コロナ禍で『ライブハウスでクラスター発生』という報道があったが、このまま英語にしても通じない」(考える会)。ライブハウスは英語では「live house(生きている家)」となり、ホラーの世界になってしまう。正解はa live music clubもしくは、a live music venue。

30代男性の正答率が71%で最も高く、50代男性が63%で続いた。男女別では男性57%、女性46%でトップ10では男女差が最大だ。

正しい用法はA COVID-19 cluster was found at a live music venue(ライブハウスでコロナウイルス感染症のクラスターが発生した)、I’ll be playing at a live music club next month(来月、ライブを行います)など。

■4位 フライング 449人

陸上や水泳競技で合図のピストルが鳴る前に飛び出すという時の「不正なスタート」の意味で使われる和製英語。正しくは a false startと言うべきところ。

「英語でフライングスタート(flying start)と言うと、『飛ぶようなスタート』、つまり出だしの良いスタートという意味になる」(宮田さん)。40代男性が70%で最も正答率が高かった。このほか、より過激なスタートを意味する「ロケットスタート」も和製英語でネーティブには通じないから注意。

正しい用法はI made a false start and was disqualified(フライングで失格になった)。

■5位 マンツーマン 445人

日本でマンツーマンは「一対一で」のニュアンスがあるが、もともとはスポーツ由来の言葉。アメリカンフットボールやバスケットボールの「マンツーマン・ディフェンス(man-to-man defence)」のように一対一で争う防御戦術を意味する。

「問題文のように集団ではなく、『個人で』という場合には、private lessonを使うべきだ」(考える会)。一対一で面と向かって話す事を強調する場合には米国はone-on-one、英国やオーストラリアはone-to-oneを使うことも。日本のビジネスシーンでも最近は「ワンオンワン・ミーティング」という表現が広まりつつある。性年代別では30代男性の正答率が100%だった。

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