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転職サイト「日経転職版」は特別セミナー「プロが語る これからのキャリアのあり方とは?」を開催した。第1回は法政大学キャリアデザイン学部の田中研之輔教授と転職エージェントの森本千賀子morich代表が「VUCA(不安定・不確実・複雑・曖昧)の時代、ビジネスパーソンはどのようにキャリアを考え、行動をしていくべきか」について対談した。セミナーは2021年3月10日にオンラインで開いた。

田中「新型コロナウイルス禍で世界は大きく変わった。これからのキャリア形成のポイントは何か」

森本「転職のあり方も大きく変わった。これまでは面接も対面が前提だったがオンラインが主流となった。リモートワークの普及で、考える時間が増えたためかキャリア相談が増えた。キャリア形成について正解が見えなくなってきているのだろう」

田中「経団連による日本型雇用の見直しの提言、政府が進める働き方改革。この2つの動きにコロナ禍が加わり、この1年で環境は劇的に変化した」

森本「副業が許される転職先を求められることが増えた。将来に対する不安に加えて、リモートワークの浸透で『副業ができる』という感覚を持ったのだろう」

田中「これまでは仕事に身体と時間を拘束されていたが、オンラインで自由になった。副業やキャリア開発を制度的に応援してくれる企業が支持されている」

「ふるさと副業」に注目

森本「特に『ふるさと副業』をやりたいという人が増えてきた。収入を得るだけでなく、社会貢献したいという声が目立ってきた」

田中「これまでは都市型労働がいわれてきた。都市部に労働力や資本を集めて経済を回してきた。地方は格差の対象とされてきたが、それがなくなる」

森本「受け入れる地方も以前はフルコミットの転職を求めてきたが、最近は『副業でいい』となっている」

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