Vゾーンは対面した相手の目に真っ先に飛び込む箇所であり、どんな男であるかを描き出す絶好のキャンバス。上手にタイやシャツを合わせ、成熟した男の知性とセンスを表現したい。
This Month’s “THEME”
テレワークから休日の装いまで活躍「ドレスニットポロ」
このご時勢タイドアップする機会が激減してしまったという人も多いだろう。でもテレワークだからといってユルい格好ばかりではモチベーションが上がらない。そこで活用したいのがニットポロ。昔ながらのスポーティな鹿の子生地と違ってジャケットとの相性が良く、オンライン会議でも品位を保てる。もちろんきれいめな休日スタイルにも重宝。今季のおすすめを編集部で厳選したので、好みの一枚を見つけて欲しい。
■SLOANE(スローン)
細番手の強撚糸(GIZA綿使用)を18ゲージで編み立てることでコットンとは思えない豊かなドレープと上品な光沢を実現。スローンの定番ポロより肩や身幅にゆとりがあり、台襟仕様&ボタン留めのタグが相まってじつに大人っぽく着用できる一枚だ。2万3000円(スローン)

入門編 ベーシックカラーの「ドレスニットポロ」
鹿の子の硬派な生地感と違い、柔らかなハイゲージニットならドレッシーに着こなせる。とくに使い勝手がいいのは白や黒、紺などのベーシックカラーだ。

■JOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー、左)
定番のクラシックポロ「ISIS」とは異なり台襟が付きフィットも細すぎず現代的な「KIERAN」。生地はジョン スメドレーズ シーアイランドコットンで30ゲージの平編み。2万6000円(リーミルズ エージェンシー)
■LACOSTE FOR UNITED ARROWS(ラコステ フォー ユナイテッドアローズ、右)
元祖ポロのラコステに別注。極細の糸で滑らかな編みの仕立てで構成し清涼な着心地。白ワニもクリーンな雰囲気。綿とポリエステルの混紡素材。1万7000円(ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店)
トレンドのグリーンも黒ポロなら簡単にまとまる
色合いといい、生地感といい、かなり今っぽい一着だ。これをより旬に着こなすなら、洒落者の間で流行りの “ネロ・エ・ヴェルデ(黒×緑)”に頼ろう。一見難しいグリーンも落ち着いて見える。ジャケット5万8000円/バグッタ(トレメッツォ) ※ポロシャツは上写真と同じ。

ライトグレーはブラックで引き締めるのが正解
淡いグレージャケットに白いポロを合わせると全体的に印象がぼんやりしがち。その点ブラックならぐっと引き締まり、クールさも増す。これでパンツも黒とすればモードな雰囲気も漂う。ジャケット4万3000円/エストネーション(エストネーション) ※ポロシャツは上写真と同じ。

JKの主張を受け止めつつ、すっきりまとめあげる
柄的にも素材感的にもなかなか主張のあるジャケットだが、ニットポロがしっかり受け止めている。ちなみにこちらは台襟付きのため、ボタンを開けたときの襟の開き具合もとてもきれいだ。ジャケット24万円/スティレ ラティーノ(伊勢丹新宿店) ※ポロシャツは上写真と同じ。

茶JKはシンプルな白ポロ合わせで十分エレガント
茶色の持つ柔和さを白で際立たせたコーデ。シンプルに見えつつ、ニットポロの素材感が胸元に適度な奥行きをつけているのも良い。ここにグレーパンツを合わせれば、ぐっとシックにまとる。ジャケット6万5000円/フィンジャック(シップス 銀座店) ※ポロシャツは上写真と同じ。
