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「逃げ恥」で再注目 シロカの電気圧力鍋で絶品カレー

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NIKKEI STYLE

5~6年ほど前から人気が高まり始め、今では家事負担を軽減してくれる調理家電の代表格となった電気圧力鍋。2021年1月に放送されたテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」(TBSテレビ)でも、主人公の津崎平匡(星野源)がシロカの電気圧力鍋で手早く料理を作ったことで、話題となった。そこで今回は、電気圧力鍋のどのような点が便利なのか、意外な欠点はどこか、劇中に登場したものと同じ、シロカの電気圧力鍋(SP-D131、実勢価格1万3800円、税込み)を使ってレビューする。

電気圧力鍋は、火加減から時間まで簡単お任せ

圧力鍋は鍋を密閉状態にして内側を高圧にし、沸点を100度以上の高温にすることで、調理時間を短縮できるのが特徴。通常、長時間煮込む必要がある料理も短時間で完成するため、時短につながるとされている。一方で圧力鍋は、調理内容に合わせて適宜火加減や加圧時間を調整したり、熱い蒸気が勢いよく出たり、使い方を間違えると危険というイメージも強く、苦手意識を持っている人も多い。

その点、電気圧力鍋は基本的に設定したら難しい調整は不要。火加減から時間まで任せられるため、圧力鍋初心者でも手軽に使いこなせる。またつきっきりになる必要がないため、その間にもう1品作ったり、その場を離れて別の家事を済ませたりできる。

一口に電気圧力鍋といっても、メーカーによって機能は異なるため、購入時には細かいチェックが必要だ。今回使用したSP-D131(2017年発売)の容量は、呼び容量(内鍋の容量)2リットル、調理容量1.3リットルとコンパクトで、作れるのは1~3人分となる。つまり少人数世帯、もしくは副菜を作るときにちょうどいいサイズだ。

圧力の高さは「使用最高圧力」でチェックする。これは通常の大気圧、101kPa(キロパスカル)を基準としたときのゲージ圧となり、本製品は「70kPaゲージ圧」とあるので、最高で171kPaになることが分かる。ちなみに、本製品より容量の大きい呼び容量4リットルの「SP-4D151」は90kPaのため、より短時間で調理できる計算だ。

意外と重要なのが消費電力で、これは内部に圧力がかかる状態に達するまでの時間に関わってくる。いくら圧力鍋は短時間で調理できるとはいえ、加熱に時間がかかってしまうと、時短とはいえない場合もあるからだ。本製品の700ワット(SP-4D151は800ワット)は一般的だが、中には1200ワットとハイパワーなものもある。

圧力調理以外にどのような調理モードが搭載されているか、設定が簡単に完了する自動メニューはいくつあるか、予約はできるか、などもチェックしておきたい。本製品の場合、圧力調理のほか、無水調理、蒸し調理、炊飯、スロー調理(スロークッカー)、温め直しが可能。自動(プリセット)メニューは無水カレー、カレー、肉じゃが、豚の角煮、さんま煮、ポトフ、白米、玄米で、白米、玄米のみ最大12時間の予約が可能だ。

以上を踏まえながら、本製品を使っていくつか料理を作ってみたい。

カレーは鍋で作るより甘みもうまみもアップ

電気圧力鍋で作るとおいしいとよくいわれるメニューの一つにカレーライスがある。本製品にも、プリセットメニューとして搭載されている。通常の鍋で作った場合とどう違うかを体感すべく、同じ材料で同じ量のカレーを鍋(ガス火)と電気圧力鍋で作ってみた。本製品での作り方は簡単で、内鍋にカレールウ以外の材料を入れ、アク対策として真ん中に1センチメートル程度の穴を開けたアルミ箔をかぶせたらフタを閉め、プリセットメニューの「カレー」を選んでスタートボタンを押すだけ。ちなみに加圧時間は「13分」とある。

一方、鍋で作る場合は、材料を鍋で炒めたら水を入れ、アクを取りながら20分間煮込む。その後、火を消してカレールウを入れて混ぜ、再び火をつけてとろみが出たら完成だ。これ自体も難しい工程ではないが、ほとんどの時間、混ぜたり火の様子を見たり、つきっきりでいなければならない。完成までに40分ほどかかった。

作業だけなら完全に電気圧力鍋に軍配が上がりそうだが、やはり落とし穴もあった。思った以上に加熱時間が長く、なかなか加圧に達しないのだ。だいたい15分ほど加熱した後、加圧が始まったのだが、今度は圧力が下がるまで放置しておかなければならない。圧力が下がったところでフタを開けて刻んだカレールウを入れ、1分加圧したら完成と、おおよそ1時間ほどかかってしまった。とはいえ、自分で作業する時間は最初と最後だけなので、気づいたらできていた、という感覚だ。

2つのカレーを食べてみたところ、これには歴然とした違いがあった。電気圧力鍋で作ったカレーの具材は、鍋で作ったものに比べて非常に軟らかく煮込まれている。特に玉ネギの甘みや野菜のうまみがしっかり引き出されており、同じ材料で作ったカレーとは思えないほどまろやかだ。1時間かかったとはいえ、実際にはそれ以上の時間、煮込んだような味になっていた。

テレワークに大活躍、「ほったらかし調理」なのにおいしい

一方、調理メニューの中には、電気圧力鍋だけで完結できないものもある。たとえば冒頭で紹介したドラマ内では、主人公がビーフシチューを振る舞っていたが、付属のレシピによると先に具材をフライパンで炒める工程がある。それが面倒な人は「炒める」モードのある製品を選ぶのもいいだろう。このビーフシチューも、SP-D131を使った場合と使わない場合を試したが、電気圧力鍋で調理したほうが、肉は圧倒的に軟らかかった。ほかにも、豚の角煮は箸で崩れるほどで、さんま煮も短時間で骨まで食べられる軟らかさになり、電気圧力鍋を使わないのはもったいないと実感した。

テレワークの合間にササっと仕込んでおけば、自動でおいしく調理してくれる電気圧力鍋。手間はかけられないけれど、自宅で手作りのおいしい料理を楽しみたいと考える最近のニーズにマッチした家電といえるだろう。

田中真紀子
白物家電・美容家電を中心に、暮らしにまつわるモノやコトを幅広く取材、執筆するフリーライター。リアルな主婦目線で、日々の家事が楽しく快適になる家電の取り入れ方を積極的に発信する。

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