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くらし&ハウス
モノ・フラッシュ

2021/3/22

モノ・フラッシュ

カレーは鍋で作るより甘みもうまみもアップ

鍋で作ったカレーと電気圧力鍋で作ったカレーを食べ比べた

電気圧力鍋で作るとおいしいとよくいわれるメニューの一つにカレーライスがある。本製品にも、プリセットメニューとして搭載されている。通常の鍋で作った場合とどう違うかを体感すべく、同じ材料で同じ量のカレーを鍋(ガス火)と電気圧力鍋で作ってみた。本製品での作り方は簡単で、内鍋にカレールウ以外の材料を入れ、アク対策として真ん中に1センチメートル程度の穴を開けたアルミ箔をかぶせたらフタを閉め、プリセットメニューの「カレー」を選んでスタートボタンを押すだけ。ちなみに加圧時間は「13分」とある。

一方、鍋で作る場合は、材料を鍋で炒めたら水を入れ、アクを取りながら20分間煮込む。その後、火を消してカレールウを入れて混ぜ、再び火をつけてとろみが出たら完成だ。これ自体も難しい工程ではないが、ほとんどの時間、混ぜたり火の様子を見たり、つきっきりでいなければならない。完成までに40分ほどかかった。

作業だけなら完全に電気圧力鍋に軍配が上がりそうだが、やはり落とし穴もあった。思った以上に加熱時間が長く、なかなか加圧に達しないのだ。だいたい15分ほど加熱した後、加圧が始まったのだが、今度は圧力が下がるまで放置しておかなければならない。圧力が下がったところでフタを開けて刻んだカレールウを入れ、1分加圧したら完成と、おおよそ1時間ほどかかってしまった。とはいえ、自分で作業する時間は最初と最後だけなので、気づいたらできていた、という感覚だ。

左が電気圧力鍋、右が鍋(ガス火)で作ったカレー。見た目はほとんど変わらないが、電気圧力鍋で作ったほうが、具材が軟らかく、うまみがあっておいしく感じた

2つのカレーを食べてみたところ、これには歴然とした違いがあった。電気圧力鍋で作ったカレーの具材は、鍋で作ったものに比べて非常に軟らかく煮込まれている。特に玉ネギの甘みや野菜のうまみがしっかり引き出されており、同じ材料で作ったカレーとは思えないほどまろやかだ。1時間かかったとはいえ、実際にはそれ以上の時間、煮込んだような味になっていた。

テレワークに大活躍、「ほったらかし調理」なのにおいしい

一方、調理メニューの中には、電気圧力鍋だけで完結できないものもある。たとえば冒頭で紹介したドラマ内では、主人公がビーフシチューを振る舞っていたが、付属のレシピによると先に具材をフライパンで炒める工程がある。それが面倒な人は「炒める」モードのある製品を選ぶのもいいだろう。このビーフシチューも、SP-D131を使った場合と使わない場合を試したが、電気圧力鍋で調理したほうが、肉は圧倒的に軟らかかった。ほかにも、豚の角煮は箸で崩れるほどで、さんま煮も短時間で骨まで食べられる軟らかさになり、電気圧力鍋を使わないのはもったいないと実感した。

フライパンで炒める工程は面倒だったが、それにも勝るおいしさだった
豚の角煮は、肉が硬くなってしまうことも多いが、電気圧力鍋で作れば失敗なし

テレワークの合間にササっと仕込んでおけば、自動でおいしく調理してくれる電気圧力鍋。手間はかけられないけれど、自宅で手作りのおいしい料理を楽しみたいと考える最近のニーズにマッチした家電といえるだろう。

田中真紀子
白物家電・美容家電を中心に、暮らしにまつわるモノやコトを幅広く取材、執筆するフリーライター。リアルな主婦目線で、日々の家事が楽しく快適になる家電の取り入れ方を積極的に発信する。
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