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但馬屋珈琲店の商品。後列左から「マンデリンG1」「キリマンジャロAA」「クラシックブレンド」。デカフェもある

東京・新宿に本店がある但馬屋珈琲店は2015年にドリップバッグの卸売りを始め、今は取扱店が全国の約400店に増えた。5袋パックのほかバラ売りもある。店頭のコーヒーと同様、しっかりした深煎りで、濃厚な味わいを再現するため1袋の豆の量は12グラムと多めだ。

「キリマンジャロ AA」は強い酸味と苦みのバランス、「マンデリン G1」は香ばしい風味と濃厚なコクといったように、それぞれの豆の個性がくっきりと立ち上がる。中核商品「クラシックブレンド」と「おいしいデカフェ。」のリピーターが多いという。1袋約150~180円。

小川珈琲の「小川プレミアムブレンド」(左)と「ブルーマウンテンブレンド」。「有機珈琲」のブレンドなどもある

京都の老舗コーヒー専門店、小川珈琲は全国のスーパーにドリップバッグを卸売りしている。商品のバリエーションは十数種類にのぼり、「情緒価値」を打ち出すため季節限定品も投入している。

売れ筋の「小川プレミアムブレンド」(1パック8袋が約450円)はマイルドな口当たりで後味も軽く、飲みやすいタイプ。「ブルーマウンテンブレンド」(1パック5袋で約640円)は苦味や酸味、甘味などのバランスが整った味わいだ。

味の素AGFの「森彦の時間」。ピンクが中煎り、白が深煎り、水色(箱)が浅煎り

「森彦」は札幌市の本店をはじめ北海道に14店を展開する有名専門店。ここを運営するアトリエ・モリヒコ監修のもと、味の素AGFが19年に開発したのがレギュラーコーヒー(粉)とドリップバッグの「森彦の時間」だ。「森彦ブレンド(深煎り)」「マイルドブレンド(中煎り)」「アフリカン・ムーンブレンド(浅煎り)」の3種類。ドリップバッグは1パック5袋で540~590円程度、全国の小売店約7万店が取り扱う。

北海道といえば深煎りが定番。このシリーズでも売れ筋は深煎りの森彦ブレンドで、どっしりとしたコクと苦み、かすかな甘味の余韻が印象的だ。味の素AGFによれば3種類を買い回りする消費者が目立つという。

ドリップバッグは日本生まれの商品だ。紅茶「トワイニング」などの取り扱いで知られる片岡物産(東京・港)が1984年に商品化した「モンカフェ」がパイオニア。ちなみにインスタントコーヒーとミルクパウダー、砂糖を1本の細長いパッケージに詰めたスティックコーヒーも、日本では片岡物産が78年に「アストリア」で商品化した。

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