英語は「空気を読まない」 秘訣は「謙遜より自尊心」Rules and a Good Style 英語の異文化理解(下)

Hello everyone! 英語講師の神林サリーです。日本で生まれて育った日本人はネーティブにはなれませんよね。でもね、バイリンガル(2言語話者)にはなれるのです。 わたくしの講座のコンセプトは「あなたをバイリンガルにいたします」。かんたんに英語をマスターできる学習法をお教えします。

前回「Rules and a Good Style 英語の異文化理解 (上)」では、英語言語文化のルールとスタイル、文体について触れ、英語の基本的な7つのルールのうち(1)と(2)についてをお話ししました。今回はルールの(3)から(7)についてご紹介します。

7つのルールとは以下の通りです。

(1)表現はストレートに
(2)KISSの法則 = シンプルに
(3)常に主語を意識する
(4)より具体的に、より言葉で詳しく
(5)謙遜 < 自尊心
(6)日本語は縦、英語は横
(7)ジョークやユーモアの心

それでは早速参りましょう。

(3)常に主語を意識する

普段あまり意識していないかもしれませんが、日本語は主語がなくても通じる言語です。和訳や英訳をするとこの「主語の問題」が浮き彫りになります。例えば「今日はステーキを食べた」という文があるとします。初心者の方は文頭から訳してしまい、 Today steak ate. と書いてしまいがちです。主語をステーキにしてしまうと「ステーキが何かを食べた?」と変な絵が私の頭に浮かんでしまいます。

英語では誰が主語なのかを考えなくてはいけません。自分でしたら「I」ですよね? I ate steak today. と日本語では隠れていた主語が、英語ですと一番前に来て「私 食べた ステーキを 今日」という語順になります。主語を見抜き、この英語の語順で瞬時に英文にできるかが大事になります。逆に日本語に訳すときに「私はステーキを今日食べました」というと「私は」が不自然です。ナチュラルな日本語ではなくなってしまうので日本語では主語を訳しません。

(4)より具体的に、より言葉で詳しく

日本語は曖昧で遠回しな表現を好みます。例えば何かのお誘いを受け、あまり行きたくない場合、「ちょっと忙しいので」のような言い方をしますが、英語の場合は  I’m sorry. I can't. I have to ~. と行けない理由を具体的に伝えます。英語は「空気を読まない」言語です。具体的に言葉で伝えなくてはいけません。

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(5)謙遜より自尊心
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