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目利きが斬る

ダイソンの家電サブスク 故障・更新サービスに満足感今回の目利き 吉村永氏

2021/3/18

目利きが斬る

今回紹介するのは英ダイソンの家電製品のサブスクリプションサービスであるテクノロジープラス。月々の料金で気軽に同社製品を使うことができる。サービス開始から3年ほどが過ぎたが、筆者はこのサービスでコードレスクリーナー、空気清浄機能付き温冷ファン、ヘアドライヤーを使ってきた。

ダイソンのコードレスクリーナー「V7 Slim」

まずは料金についてだが、どのプランも申し込みと解約の際に3300円の事務手数料がかかる。商品ごとにおよそふたつのプランが用意され、コードレス掃除機の場合は上位の「アドバンスプラン」ならば月に2750円、下位の「パフォーマンスプラン」では月に880円だ。

上位プランは定価7万5900円のDigital Slim Fluffy(コードレスクリーナー)が2年契約、下位は定価3万800円のV7 Slim(同)が3年契約となる。どちらも契約期間を満了すると次の月には最新の同等新製品と入れ替えて継続ができる。我が家では掃除機下位プランが3年を過ぎて最新モデルに更新されたが、これまでに比べてバッテリー駆動時間の長さや駆動音の小ささ、ゴミ捨て処理の簡単さなどに3年分の進化を感じられる更新となった。

吉村永氏

単純計算で言うとそれほど安価ではないと感じられるプランなのだが、実際には故障時のサービスが優秀で満足度が高かった。それは本体のみならず、クリーナーヘッドなどに故障が生じた場合でも専用電話に連絡すると2日ほどで新品がフルセットで送られてきて、手元の故障品を受取人払いの宅配便で返却する「新品入れ替えのサービス」による故障対応だったのだ。空調家電ではフィルター寿命が来た場合なども電話一本で4000円前後の新品フィルターが無料ですぐに届くのも便利に思えた。一方、長期使用による性能劣化の少ないヘアドライヤーは割安感が少なく感じられた。

家電製品も定期的な買い替えが常識となってきた現代では、家電のサブスクリプションは新たな選択肢として魅力的だ。

(テクニカルライター)

[日経産業新聞2021年3月11日付]


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