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写真はイメージ=PIXTA

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会社都合での異動や転勤が減りつつあるといってもそれはまだまだ少数派です。仮に自分がいきなり全く異なる職場や職種への異動を命じられることになったら? 転職、というキーワードも頭をよぎるかもしれません。予想外の異動に対して私たちはどのように向き合うべきでしょうか。

意にそぐわない異動命令にどう対応すべきか

2020年度の激変を踏まえ、21年度以降の大きな変革を志す企業が増えています。

一人一人のライフスタイルが大きく変わりつつある中で、これまでと同じようなビジネスを続けていたのでは、将来の不安が高まるからです。

さて、企業の変革となると、それは組織の見直しや新しいサービスの提供、また既存部署の縮小などを伴うことが一般的です。その結果、年度末から年度初めにかけて、人事異動が発令されることになります。

ではこの人事異動が、自分にとってプラスに感じられない場合に、私たちはどのように対応すればよいのでしょう。

専門性の変化、勤務地の変化、という2つの視点から検討してみましょう。

求められる専門性が変わることはプラスかマイナスか

会社に入ってからずっと同じ部署にいた人が、突然他の部門に異動する辞令を受け取ることがあります。それが働き方も求められる知識も能力なども異なる場合には、そこで受けるショックはとても大きなものでしょう。

たとえば営業畑を歩んできてそれなりに自信を持ち始めたタイミングで、工場の製造部門への異動を発令されることだってあります。あるいはずっと管理部門にいた人が、営業サポートに回されることもあるでしょう。部門をまたがる異動はおおむね、職種をまたがる異動となることが一般的です。

そんな異動発令をうけたとき、転職などを考えつつも、2つのアクションをお勧めします。それは、会社の意図をしっかりくみ取ることと、自分自身のキャリアを整理することです。

まず会社の意図についてですが、職種をまたがる異動発令は、社風の影響を大きく受けます。

昭和の時代から続いている安定的な大企業での異動であれば、それは単なるルーティン的な判断がされていることが多く、会社側にマイナスの意図はありません。むしろ「彼も同じ部署が長くなったから、そろそろ違う経験をさせてやろう」というプラスの意図が働いていることも多いのです。

ではそのような異動であれば素直に受け入れればよいのか。そこで考えていただきたいのは自分自身のキャリアです。

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