MEN’S EX

2021/3/16

阪急メンズ東京に聞いた! 10万円オーバーの売れている靴 BEST3

既製靴における“究極”といえるのがこのレンジ。阪急メンズ東京では、英国の超名門がTOP3に君臨した。“紐なし”の靴が1・2位を占めたあたりに、今の時流が感じられる。

No.1 JOHN LOBB(ジョンロブ)

今後はますます人気加熱!?なダブルモンクの元祖

ウィンザー公の用命による仕立て靴がルーツ

ご存じ「ウィリアム」は、かのウィンザー公がビスポークした靴を源流とし、ダブルモンクシューズの元祖となった歴史的名靴。「多くの名作を送り出してきたジョンロブですが、ウィリアムは今なおブランドの象徴として不動の人気。オンオフ兼用靴が注目される今後、いっそう評価が高まりそうですね」(紳士靴バイヤー宮武さん)18万8000円(阪急メンズ東京)

No.2 EDWARD GREEN(エドワード グリーン)=下の写真上

至高の紳士靴は今、紐靴よりローファーが人気

英米のテイストを織り交ぜたタッセルローファー

クラシックなラウンドトウを描くラスト「184」を採用したタッセルローファー「ベルグラヴィア」は、サイドの網み紐やトウのつまみモカなど米国的なテイストも感じさせる。「ファンのお客様を中心に広く人気のモデルです。昨今はビジカジ靴のニーズが高まっているため、紐靴よりローファーが売れています」(紳士靴バイヤー宮武さん)17万8000円(阪急メンズ東京)

No.3 GAZIANO & GIRLING(ガジアーノ&ガーリング)=同下

美しいアンティーク調のアッパーも見どころ

ビスポーク靴を思わせる独創的なカッティングが目を惹く「グレンドン」。非常にドレッシーなスクエアトウラストを採用し、クラス感が際立つ佇まいに仕上げている。「英国靴としては珍しいアンティーク調のムラ染めも印象的な一足。本格靴の気鋭として知られるガジアーノ&ガーリングらしい美的感覚が光っています」(紳士靴バイヤー宮武さん)24万円(阪急メンズ東京)

日本橋三越本店に聞いた! 10万円オーバーの売れている靴 BEST3

伝統の街・日本橋でも、最高級靴は“紐なし”に支持が集中。コンフォート志向はもはや日本のあらゆる層に浸透しているようだ。阪急メンズ東京と同様、「ウィリアム」が首位を占めているのも興味深い。

No.1 JOHN LOBB(ジョンロブ)

ダブルモンクの原点「ウィリアム」はやっぱり強かった!

75周年を迎えさらに躍進した名作

こちらでも「ウィリアム」が首位に鎮座。ちなみにモデル名は、同作を考案したウィリアム・ロブ氏にちなんだもの。「今年はウィリアムの誕生から75年の節目ということもあり、例年以上の注目を集めました。程よく重厚感のあるラスト『9795』も色褪せない魅力あり。トレンドの洋服とも好相性です」(紳士靴バイヤー高塚さん)18万8000円(日本橋三越本店)

No.2 J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)=下の写真右

ひとたび履けばやみつきになる極上のフィット感

履くほどに愛着がわく朴訥としたルックスも魅力

フレンチトラッドブーム再燃中の今、改めて見直したい「#180シグニチャーローファー」。一度足を入れるとやみつきになるほどの履き心地も健在だ。「最高級靴においては“マスターピース”とよばれる定番に支持が集まる傾向にあります。こちらのローファーも、いわずと知れたウエストンのマスターピースですね」(紳士靴バイヤー高塚さん)10万円(日本橋三越本店)

No.3 ANTHONY CLEVERLEY(アンソニー クレバリー)=同左

緊張感あるルックスと裏腹にスリッポン感覚の履き心地

ジョージ・クレバリーの甥にあたるアンソニーが立ち上げたビスポークシューメーカーを源流とするブランド。「一見では紐靴のようですが、実は紐部分はイミテーション。一枚革のアッパーにサイドエラスティックがあしらわれ、スリッポンのように着脱できる一足です。同社を代表するモデルですね」(紳士靴バイヤー高塚さん)25万円(日本橋三越本店)

ディテールに見る、“売れている靴”の条件とは?

今、最大のキーワードは“ラバーソールの多様化”

本格靴のラバーソール化はかねてより散見されていたが、アンダー5万円靴ではもはや主流に。それに伴い、スニーカー風のものやドレス感ある薄手、あえて厚みをもたせたものなど、多様化が進んでいるのが現状だ。写真左上はサントーニ、右上がスコッチグレイン、左下がマドラスウォーク ミズノ セレクト、右下がランウォーク。

(写真左)ニューノーマルでいっそう注目されるドレススニーカーは、品格を高めるクラシックな意匠が施されているものも多い。写真はコール ハーン。

(中)最高級靴ではビスポーク由来のデザインが好評。こちらはアンソニー クレバリーで、側面にエラスティック機能を盛り込んだ仕立て。

(右)10年ほど前に大ブーム巻き起こしたダブルモンクは、その原点であるジョンロブ「ウィリアム」に人気が集中。優れた汎用性は今も健在だ。

※表示価格は税抜きです。

撮影=若林武志、伏見早織、武蔵俊介 スタイリング=武内雅英(CODE)  構成・文=小曽根広光 文=吉田 巌(十万馬力)

MEN'S EX

[MEN'S EX 2021年2・3月合併号DIGITAL Editionの記事を再構成]


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