平祐奈・佐藤寛太 配信ドラマどう作る、どう楽しむ?

日経エンタテインメント!

平祐奈と劇団EXILEの佐藤寛太の2人で、花緒莉の同名人気コミックを実写ドラマ化した『ヒミツのアイちゃん』がFODで配信中だ。1話30分で見られるハイテンションなドラマを作り上げた平と佐藤に、撮影現場での裏話や、自身の動画配信の楽しみ方を聞いた。

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主人公は3人の兄に囲まれて育ったために、負けず嫌いで普段から自分のことを「俺」と呼ぶ16歳の女子高生・愛子(平)。だが、兄が営むメイドカフェでバイトすることになり、ロングヘアのウィッグをつけ、舞という名で店へ。そうとは知らないバスケ部のエースで幼なじみの玲欧(佐藤)がメイド姿の舞に一目惚れ。一方、乙女心に目覚めた愛子は不器用ながら、初めての恋に奮闘する……。

平祐奈(左)1998年11月12日生まれ。兵庫県出身。小学6年生のときに女優デビュー。近作に映画『10万分の1』で主演。佐藤寛太(右)1996年6月16日生まれ。福岡県出身。15年劇団EXILEに正式加入し、俳優活動をスタート。21年映画『花束みたいな恋をした』に出演(写真:藤本和史)

佐藤 実は僕、少女マンガが大好きで、この原作マンガは中学生の頃、クラスの女子に借りて読んでたんですよ。

まさか、そんなマンガの役を自分で演じるとは思わなかった。だって、これ学園ものですよ。僕、今24歳(笑)。ちょい厳しいなとも思ったんですけど。でも、学生服を着るとテンションが上がりましたし、撮影もすごく楽しかったです。

平 私はあまりマンガを読まないほうなので、原作は知りませんでした。今回もまず台本から読んで、その後でマンガを読みました。台本もマンガと同じく面白くて、あっという間に読んじゃった。

佐藤 そうそう。

平 役作りに関して、マンガがあるおかげでイメージしやすいということもありました。だから、台本とリンクしている部分はマンガと照らし合わせながら、どのくらい人間っぽく役に寄せていけるかを考えました。

佐藤 そういえば、ある時、平さんに台本を借りたら、マンガの印象的なシーンが全部台本に貼ってあったんです。すごいなと思った。

平 いや、愛子と舞のキャラクターが真逆だし、普段の自分とは全然違うので意識しないと演じるのも難しくて。特に愛子は「俺」とか「お前」と普通に言う子なんです。そんな口調は私自身、発したこともないので、最初、セリフを覚えるときも違和感がありました。でも現場に入ると男の子っぽい愛子を演じる時のほうが新鮮で、それはそれで楽しんでました。

佐藤 僕は玲欧というキャラクターとは正反対だし、ビジュアルも違うし(笑)。ただ、24歳の僕よりももっと年齢が玲欧に近い俳優もいるなかで、僕にオファーが来たのだから、24歳の自分が演じられることをやれたらいいなと。特に、少女マンガものにとって胸キュンシーンはキモ(肝)! だから、そこがありきたりにならないよう、平さんと作っていこうと思いました。

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胸キュンシーンのたびに成長する2人をどう見せるか
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