引っ越しのお得ワザ 後から不用品処分、もったいない

2021/3/11
写真はイメージ=PIXTA
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春の訪れとともに、引っ越しシーズンがやってきます。入学や新社会人、そして人事異動による転勤など、日本では4月1日付で環境が変わる人が多いため、どうしてもこの時期に引っ越しが集中してしまうのです。国土交通省では、今年は3月20日から4月4日、特に土日が混みあうと予想しています。

また昨今は新型コロナウイルス禍で通信販売の利用者が増えたため、物流全体が増えており、ドライバーの確保も難しい状況だそうです。いずれにしても引っ越しの予定がある人は早めにスケジュールを確保したほうがよさそうです。

今回は引っ越しに関わるお金を上手に節約する方法をご紹介します。

何はともあれ「相見積もり」

引っ越しをする際は事前の見積もりは必須です。その際に複数の業者に見積もりをしてもらう「相見積もり」をおすすめします。業者によって大きく料金が違うこともありますし、「他社にも見積もりに来てもらう」と伝えることによって、値引きしてくれるケースもあるからです。

平日、2便がお得

まだまだ土日休みの企業が多く、引っ越しも土日が混みあうため、一般的には平日のほうが引っ越し料金がおトクです。またスタート時間が確定している朝の1便よりも、1便が終わったあとにやってくる2便のほうが料金が安くなっています。何時に来るか時間がわからず、場合によっては暗くなってから引っ越しのトラックがやってくるということもありますが、引っ越し料金を節約したいかたにはおすすめです。

「積み切りプラン」は割安だけれど……

引っ越し料金の設定の中に「積み切りプラン」を用意しているところもあります。「積み切り」とは「用意されたトラックに積み切るだけ。載り切らなかったとしても、もう一往復はしてくれない」というプランになります。そのため料金を安く設定しているところがあるので、積み切れた場合はお得になります。

しかし問題は積み切れなかった場合です。段ボール箱のように自家用車に載せられるものが残されたのであれば自分で運ぶのもラクですが、家具のように大きなものを残されてしまった場合は、自分で運ぶために大型の車をレンタルするなど余計に出費がかかってしまいます。もしも「積み切りプラン」で契約する場合は、大きな物から積んでもらえるかを確認することをおすすめします。

荷物の量によっては宅配便でも

近年は家具付きの物件も多く、単身の引っ越しで段ボール10箱程度というかたもいます。このように荷物が少ないのであれば引っ越し業者ではなく、宅配便を利用することで節約になることもあります。段ボール箱の大きさと数が分かれば宅配便の料金はWEBページなどで分かりますので、事前に比べてみるとよいでしょう。

「引っ越し後に荷物を整理しながら片付ける」はもったいない

仕事をしながらの引っ越し準備というのはなかなか大変なものです。前日まで何もできず、徹夜で慌てて段ボール箱に荷物を詰めるという人も多いのではないでしょうか。忙しい人は「引っ越し後に荷物を整理しながら片付ければいいや」というケースがありがちです。

しかし引っ越しというのは荷物の量によって料金が決まるので、不要なものを運んでもらうというのは非常にもったいないことです。大変だとは思いますが、不用品は事前に処分し、荷物を減らしておきましょう。

コロナ禍だから気を付けたい点

引っ越し料金の節約技として、「段ボール箱は近所のお店から集めてきたものを利用し箱代を値引きしてもらう」というものがあります。しかし新型コロナウイルス感染が懸念されている現在は、引っ越し業者に新品の箱を用意してもらうほうがよいかもしれません。

またコロナ禍の現在、引っ越し業者によっては消毒サービスを用意しているところもあります。料金に含まれている業者もありますが、オプションで追加料金が必要な場合も。この点も事前に確認しておくとよいでしょう。

情報を知っているのと知らないのとで大きく料金の差が出てしまう引っ越し。今回ご紹介した内容をぜひ活用して引っ越し料金の節約に役立ててみてください。

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp
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