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在宅勤務のダラダラ解消法 始業前1時間の集中がカギ

ニューノーマルを生き抜く 「朝1時間」活用塾(1)

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NIKKEI STYLE

リモートワークの急激な普及による在宅勤務の増加や、予測できない将来不安のため、1日のペースが乱れたり疲れがたまったりする人が増えています。毎日の定時出社が当たり前でなくなったニューノーマルの時代は、1日のはじまりである朝時間のリズムを維持することが大切と語るのは「朝活」の伝道師で朝活関連の著書多数の池田千恵氏。今回の連載では、攻めの朝活で自分の将来に投資するためのコミュニティー「朝キャリ」を主宰する池田氏が、読者の朝活やキャリアの悩みに答えます。

大事だとわかっているのに、なぜ後回しになってしまうのか

新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活様式や働き方を一瞬にして変えてしまいました。在宅勤務などのリモートワークが中心の生活に切り替わった方も多いでしょう。リモートワークによって、通勤時間がなくなりストレスが減った、という意見もある一方、ついサボってしまう、ダラダラしてしまうという悩みもよく聞きます。

早起きを定着させ、朝いちばんから将来の人生戦略について考えるコミュニティー「朝キャリ」を運営している筆者のもとには、リモートワーク化をきっかけに朝型生活を身につけたい方の申し込みが増えています。その理由で多いのが「強制力」がほしいというものです。

あなたにも心当たりはありませんか? 「早起きしてサッサと仕事を終わらせよう」「次の週末は資格試験の勉強をしよう」「時間ができたらあのテーマの本を読もう」などと考えているのに、いざ時間ができると、ついダラダラとテレビを見てしまった、スマホを見ているうちにあっという間に時間がたってしまった、という経験が。

自分の意思や努力だけでやろうとしたことを続けることは多くの人にとって難しいものです。無理もありません。以前、行動科学の専門家に聞いた話によると、運動や勉強、または何かの習慣を「意志」や「やる気」だけで継続できる人は、世の中のたった数%だそうです。

私たちは今まで、「通勤」「対面での仕事」「職場で同僚と一緒にデスクで仕事を頑張る」という、ある意味「意思」や「やる気」を出さなくてもよい「強制力」によって仕事の生産性を上げてきた部分がありました。新型コロナウイルスによってその強制力が急になくなり、自分でなんとか頑張らないと回らない状態に放り出されたのです。

自力でリズムを作れる人と作れない人の格差が今後広がっていく

特に、仕事になかなか楽しみを見いだせず、苦痛だ、逃げたい、と思っている場合、出社の強制力がない中でモチベーションを保つのはとても難しいものです。最小限の仕事をして、あとは遊んでしまおう、となることは容易に予想できます。

仕事に楽しみや意義を見いだしている場合は、仕事を頑張ることが自分の良い未来に確実につながっていると確信が持てるため、そもそも「サボる」という気持ちは起きません。夢中になって仕事をするのでスキルもどんどん上がっていき、社内でも社外でも引っ張りだこの人間になります。その結果、仕事が遊びのように好きになり楽しんでいる人と、仕事を苦痛に感じている人の間には、今後これまで以上に格差が広がっていくことになるでしょう。

つまり、いかに仕事を楽しめるか? 仕事に意義を感じる状態はどんな状態なのか? をしっかり自分自身に問いかける時間を定期的にとり、自分で自分のモチベーションを上げていく「自己発電」能力がニューノーマルの時代は特に重要になってくるのです。

「朝1時間」のモーニングルーティンで自分のリズムを作ろう

では、どうすれば「自己発電」能力を身につけることができるのでしょうか。出社の強制力でリズムを作りづらいこれからは、大事だと思っているけれどなかなか進めることができないことを後回しにせず、朝イチで迷いなく進める工夫をしていくことが大切です。具体的には、始業前の朝1時間を、「やっておいたほうがいいけど今までやっていなかったこと」「時間ができたらやろう」と思っていたことに充てることができるよう、生活パターンに組み込み、習慣化していきましょう。

「邪魔が入らない」「自分で自由にコントロールできる」という理由で、長期休暇などのまとまった時間に、本当はやりたいけどなかなかできないことをまとめて進める方も多いでしょう。休日出勤することで仕事が劇的に進んだ経験がある方もいらっしゃるかもしれません。それと全く同じ環境が、朝の時間なら作ることができます。

「まとまった時間がないとできない」と思い込んでいたことを毎日実践できたら最高だと思いませんか? 余裕がある時間&したいことができる時間を、朝たっぷり毎日取れると人生の充実感が違います。

最近はYouTubeで芸能人や有名人が美容や健康に良い朝の習慣を「モーニングルーティン」としてアップしていることから、「モーニングルーティン」というと、「意識高い」人がやっていることに思われがちですが、むしろ「意志が弱い」「意識が低い」を自覚している人ほど、朝の時間をルーティン化することをおすすめします。なぜなら、「ルーティン」とは、半自動的に結果がでるようなパターンをラクに実現するための「時間割」だからです。

朝のスッキリとした頭で、邪魔が入らない状態のうちに一度時間割を決めれば、あとは決めたタスクを迷いなく進めるだけなので、余計な情報に惑わされて作業を中断してしまう誘惑も断ち切ることができます。

自分のピークをマネジメントしていこう

朝活というと、ものすごく早起きをしないといけないのではないか、と心配する方がいますが、極端な早起きをする必要がありません。「何時に起きるか」「起きる時間の早さ」は実は大した問題ではなく、「始業前」に「1時間」集中できる時間を作ることができればOKです。極端な話、夜勤で午後4時から仕事がスタートなら、究極的には午後3時~午後4時の間の、仕事が本格的に始まる前に今回紹介する方法をやってみても問題ありません。

始業前の1時間のルーティンを習慣化することができると、朝があなたの「ピークマネジメント」の時間となります。ピークマネジメントとは、アスリートが試合の本番に自分を最高の状態に持っていくために、いつもの「勝ちパターン」を儀式として行うことをいいます。

米国の心理学者ミハイ・チクセントミハイ氏は周囲のざわめきが気にならないくらい思いきり物事に集中している状態を「フロー状態」と名付けました。何も考えずに自然と身体が動いてしまうような習慣となれば、余計な雑念にとらわれずに行動の幅が広がります。毎日の「モーニングルーティン」を理想の状態に整えることが、先が見えない時代に最も確実に自分を変える方法なのです。

今回の連載では、朝活で自分の将来に投資するためのコミュニティー「朝キャリ」を主宰する筆者が、読者の朝活やキャリアの悩みに答えつつ、朝キャリメンバーが実践して効果があった「朝1時間」の活用法について紹介していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

池田千恵
朝6時 代表取締役。朝イチ業務改革コンサルタント。慶応義塾大学卒業。外食企業、外資系企業を経て現職。企業の働き方改革、生産性向上の仕組みを構築しているほか、個人に向けては朝活で今後の人生戦略を立てるコミュニティー「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/)を主宰。11年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。

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