在宅勤務のダラダラ解消法 始業前1時間の集中がカギニューノーマルを生き抜く 「朝1時間」活用塾(1)

2021/3/15
在宅勤務では朝時間のリズムを維持することが大切(写真はイメージ=PIXTA)
在宅勤務では朝時間のリズムを維持することが大切(写真はイメージ=PIXTA)

リモートワークの急激な普及による在宅勤務の増加や、予測できない将来不安のため、1日のペースが乱れたり疲れがたまったりする人が増えています。毎日の定時出社が当たり前でなくなったニューノーマルの時代は、1日のはじまりである朝時間のリズムを維持することが大切と語るのは「朝活」の伝道師で朝活関連の著書多数の池田千恵氏。今回の連載では、攻めの朝活で自分の将来に投資するためのコミュニティー「朝キャリ」を主宰する池田氏が、読者の朝活やキャリアの悩みに答えます。

大事だとわかっているのに、なぜ後回しになってしまうのか

新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活様式や働き方を一瞬にして変えてしまいました。在宅勤務などのリモートワークが中心の生活に切り替わった方も多いでしょう。リモートワークによって、通勤時間がなくなりストレスが減った、という意見もある一方、ついサボってしまう、ダラダラしてしまうという悩みもよく聞きます。

早起きを定着させ、朝いちばんから将来の人生戦略について考えるコミュニティー「朝キャリ」を運営している筆者のもとには、リモートワーク化をきっかけに朝型生活を身につけたい方の申し込みが増えています。その理由で多いのが「強制力」がほしいというものです。

あなたにも心当たりはありませんか? 「早起きしてサッサと仕事を終わらせよう」「次の週末は資格試験の勉強をしよう」「時間ができたらあのテーマの本を読もう」などと考えているのに、いざ時間ができると、ついダラダラとテレビを見てしまった、スマホを見ているうちにあっという間に時間がたってしまった、という経験が。

自分の意思や努力だけでやろうとしたことを続けることは多くの人にとって難しいものです。無理もありません。以前、行動科学の専門家に聞いた話によると、運動や勉強、または何かの習慣を「意志」や「やる気」だけで継続できる人は、世の中のたった数%だそうです。

私たちは今まで、「通勤」「対面での仕事」「職場で同僚と一緒にデスクで仕事を頑張る」という、ある意味「意思」や「やる気」を出さなくてもよい「強制力」によって仕事の生産性を上げてきた部分がありました。新型コロナウイルスによってその強制力が急になくなり、自分でなんとか頑張らないと回らない状態に放り出されたのです。

自力でリズムを作れる人と作れない人の格差が今後広がっていく

特に、仕事になかなか楽しみを見いだせず、苦痛だ、逃げたい、と思っている場合、出社の強制力がない中でモチベーションを保つのはとても難しいものです。最小限の仕事をして、あとは遊んでしまおう、となることは容易に予想できます。

仕事に楽しみや意義を見いだしている場合は、仕事を頑張ることが自分の良い未来に確実につながっていると確信が持てるため、そもそも「サボる」という気持ちは起きません。夢中になって仕事をするのでスキルもどんどん上がっていき、社内でも社外でも引っ張りだこの人間になります。その結果、仕事が遊びのように好きになり楽しんでいる人と、仕事を苦痛に感じている人の間には、今後これまで以上に格差が広がっていくことになるでしょう。

つまり、いかに仕事を楽しめるか? 仕事に意義を感じる状態はどんな状態なのか? をしっかり自分自身に問いかける時間を定期的にとり、自分で自分のモチベーションを上げていく「自己発電」能力がニューノーマルの時代は特に重要になってくるのです。

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「朝1時間」のモーニングルーティンで自分のリズムを