コロナ下の花粉症 かゆみ対策、新薬、勘違い一気読み
気温が上がり、春の陽気で心もうきうきする時期。でもこの季節、毎年、薬が手放せない人もいるだろう。そう、花粉症の季節でもある。今年は特に、新型コロナの影響で、花粉症対策だけでなくてもほとんどの人がマスクをしているものの、くしゃみをすれば、飛沫が飛び散って周りに思わぬ不安を与えかねない。しっかり対策をするためにはどうすればいいのか。くしゃみ・鼻水・目のかゆみから、肌荒れ対策や根本治療まで、ここで花粉症対策の記事をまとめて読んでおこう。
意外に知らない、花粉症対策の勘違い
花粉症に関する情報は数多く飛び交っているが、「勘違い情報」は意外に多いという。こちらの記事では、花粉症の症状を和らげるために知っておきたい「5つの勘違い」を取り上げている。
例えば、家に入る前に洋服に付いた花粉を払うのはほぼ常識になっているが、見落としていることも多い。忘れがちなのが「髪の毛に付着した花粉」「(ペットを飼っていれる人は)ペットの毛に付着した花粉」。帰宅後の行動を花粉症対策の視点から見直すきっかけにしてはどうだろうか。
このほか、記事では正しい「鼻うがい」の方法、空気清浄器の賢い使い方なども紹介する。気になる方は下記をクリックして読んでおこう。
【記事はこちら】花粉症 症状和らげるため知っておきたい5つの勘違い
コロナ下の花粉症対策は? 強力な「助っ人」も
花粉症の症状が引き起こす、くしゃみをする、目をこする、といった動作は、新型コロナウイルス感染症の拡大につながりかねない。そのため、今季はこれまで以上に徹底した花粉症対策が必要だ。
心強いのは、従来の薬では十分な効果を得られなかった重症患者にとって強力な「助っ人」が登場したこと。2019年末に花粉症の新薬として新たに認められた抗IgE抗体医薬「ゾレア」だ。一体どんな薬なのだろうか。
また、そもそも、花粉はどのようなメカニズムで「くしゃみ」「鼻づまり」「鼻水」「長引くせき」「目のかゆみ」「涙」「肌荒れ」といった多様な症状を引き起こすのか。その仕組みも含めて解説する。
【記事はこちら】コロナ広げる?花粉症 今季は強力な対策「助っ人」も
なぜ目がかゆくなる? 人工涙液の賢い使い方は?
今年も多くの人が悩まされているスギ花粉症。鼻水と並んで、代表的な症状が「目のかゆみ」だろう。
花粉症で目がかゆくなるのは、目に花粉が入って結膜に炎症が起きるためだ。医学的にはアレルギー性結膜炎と呼ぶ。では、なぜアレルギーが起きるのか。こちらの記事では、その仕組みから解説している。
また、ドラッグストアに行くと花粉症向けの点眼薬もたくさん並んでいるが、処方薬とどこが違うのか? 使用上の注意点は何か? 専門医に市販点眼薬の選び方や注意点について聞いてみた。
【記事はこちら】花粉症の目のかゆみ 人工涙液と目薬の二刀流で
乾燥のあとに来る「春の花粉」 刺激で皮膚炎に?
冬場の乾燥でダメージを受けた肌に、花粉という刺激が加わると、目のまわりなどに赤みやかゆみが現れることがある。花粉が引き起こす皮膚炎だ。発症の仕組みを知り、春に向けて万全の対策をとりたい。
花粉による皮膚炎は、肌のバリア機能の低下によって起こる。肌には本来、外部からの刺激をブロックするバリア機能が備わっている。この機能が正常に働くためには、肌内部の水分が十分に保たれていることが必要だ。
ところが春先の肌には、冬の間の冷たく乾いた外気や室内の暖房による乾燥ダメージが蓄積している。肌内部の水分が減ってバリア機能が低下し、外的刺激に敏感になっている。そんな肌に花粉が付着すると、アレルギー反応が出て肌荒れを引き起こす場合があるという。詳しくは、下記をクリックして見てみよう。
【記事はこちら】花粉が原因の皮膚炎に注意 冬の乾燥が春の肌荒れ招く
スギ花粉症を根本的に治す方法 いつから始めるのがいい?
花粉症のつらい症状を元から絶つ治療として広がっているのが「舌下免疫療法」。この治療法は、アレルギー反応を引き起こすスギ花粉の「抗原」を、少量ずつ体内に入れることで体を慣れさせ、アレルギー反応が起きないようにするもの。
保険適用になった2014年から現在までに、既に10万人以上のスギ花粉症患者がこの治療に取り組んでいる。
最大のメリットは、症状が軽くなり、シーズン中に使う薬を減らせること。毎年、花粉症のつらい症状に悩まされている人や、生活に支障を感じている人は、一度この治療法を検討してみるとよいかも。ただし、残念ながらこの治療法は花粉のシーズンに始めるのはNG。飛散が収まった6月ごろ、もしくはそれ以降のタイミングで検討しよう。
【記事はこちら】花粉症治したい 「舌下免疫療法」どこまで知ってる?
健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
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