100均の「プロっぽい」梱包用品 フリマや在宅勤務に
ワッツがお薦めする便利な100円グッズ(前編)
ワッツ(大阪市)は、「Watts(ワッツ)」のほか「シルク」「ミーツ」などの店名で、全国に1000店舗以上の100円ショップを展開している。商店街に出店する小中規模店舗も多く、1個から購入できる充実のオンラインショップや、100円刻みに設定された100円以上の商品の充実ぶりでも知られる。そのワッツの人気商品を2回に分けて紹介する。今回のテーマは、同社の多くのショップで品ぞろえが充実している「梱包用品」だ。
新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や在宅時間の増加で、宅配便のヘビーユーザーになったという人は多いだろう。買い物に行く代わりに通販で物を購入する機会が増えたほか、仕事の書類を送付したり、里帰りを断られた実家に贈り物をしたり、ステイホーム中の大掃除で出た不用品をネットフリマに出品したりと、出荷する側に回ることも増えている。そんなときに役立つ「ワッツ」の人気梱包用品。まずはサイズ確認に便利なグッズから紹介しよう。
宅配のプロが使うような便利なメジャー
「宅配サイズメジャー」は、宅配便のカウンターやコンビニで、係の人が段ボールのサイズを測るときに使っているようなプロっぽいメジャー。宅配料金は段ボールの3辺の合計サイズで決まることが多い。そこでこのメジャーは、60~160センチメートルまで、20センチごとにテープを色分けしている。縦、横、奥行きと続けて測っていくと、色で荷物のだいたいの合計サイズがわかる。もちろんテープの裏はセンチが表示されているので、宅配便だけでなく、普通のメジャーとしても使える。
箱の厚さが基準内に収まっているかが一目瞭然
段ボールの「厚さ」を中心に測るなら「発送用厚さ測定定規 BK」という定規タイプもある。フリマアプリなどの発送でよく使われる「ゆうパケット」は、郵便ポストから投函(とうかん)ができて、相手の家のポストに届けてくれる郵便局のサービス。送れる箱のサイズは3辺の合計が60センチ以内だが、厚さ1センチ以内250円、2センチ以内310円、3センチ以内360円(すべて税込み)と厚さによって料金が変わる。
そこで、この定規の出番。1センチ厚、2センチ厚、2.5センチ厚、3センチ厚と4つの穴が開いていて、それぞれの穴に箱が通ればその厚さだと、簡単にパッケージの厚さがわかる。
それぞれの穴の上には、「クリックポスト」「ネコポス」「ゆうパケット」などのサービスの規定サイズも書いてあるので、一辺が穴の幅(25センチ)より小さい箱なら、縦横のサイズも測ることが可能だ。特に郵便ポストに入れるだけで送れるゆうパケットなど、料金不足や超過にならないよう、箱の計測はしっかりと!
簡単に組み立てられて、各種配送サービスに対応
梱包の必需品である箱では、「段ボールボックスA5 2個入/PSKDBA5」と「段ボールボックスA6 2個入/PSKDBA6」が売れ筋だという。「例えば、ゆうパケット、クリックポスト両方の規格で発送できるのが段ボールボックスA6。組み立て時にテープが不要という点も好評です」(ワッツ)
確かに印の通りに折っていくだけで、丈夫な箱になる。内寸が157×223×22ミリメートルで底面A5サイズのPSKDBA5は、DVDやCD、コミックなどが送付できる外寸3辺の合計が約44センチの箱。ネコポス、クリックポスト、ゆうパケット、定形外郵便などに対応する。さらに小さめの底面A6サイズのPSKDBA6は、内寸が115×158×27ミリで、外寸3辺の合計が約33センチ。文庫本やアクセサリーなど小さなグッズの送付に便利だ。
水ぬれが心配な荷物を送るためのビニールバッグ
配送中の雨や水ぬれにも安心な「宅配用ビニール袋 Lサイズ8枚」「宅配用ビニール袋 Sサイズ10枚」も人気商品だ。内側が黒色のため中身が透けないほか、油性マーカーやボールペンなどで、袋に直接文字が書ける点も便利。A4対応のLサイズ(375×250ミリ)とB5対応のSサイズ(320×220ミリ)がある。
定形外の荷物を送る場合に便利な宛名シール
この宅配用ビニールに入れた荷物を定形外郵便で送る場合など、決まった宛名シールなしで送れるサービスを使うときは、「宛名シール 18枚/SL21」で手書きするのが手っ取り早い。大きい封筒を送るときなど、宛名を目立たせたいときにも役立つ。
フリマなどでの面倒な発送作業も、プロっぽいツールを使うことでモチベーションが上がる。購入者からの好印象も得られるだろう。今回紹介した商品は、各100円(税別)で購入できるので、そろえておくと安心だ。
(ライター 福光恵)
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