共演した百田夏菜子さん(ももいろクローバーZ)の印象は? 「イメージと変わらず、普段も明るくフランクな方。でも、本番になると、まとっている空気がガラッと変わるんです。スイッチの切り替えがすごくて、この映画の世界観に引っ張ってもらいました」

1カ月に10足以上、ナイキ愛が止まらない

無類のスイーツ好きとして知られ、2014年には「有田焼風鈴(ぷりん)あんみつ」をプロデュース。17年には甘味好きな営業マンを演じた『さぼリーマン甘太朗』で連ドラ初主演。好きなものを仕事につなげた松也さん。今ハマっているのは、スニーカーだという。

「僕には一時的にガッと何かにハマるときがあって、フィギュアやアロマキャンドルにもハマってきました。今はとにかくスニーカーです。今月だけで、20足くらい買いましたからね。ブランドは、ナイキオンリー。今後も、ナイキ以外に手を広げるつもりはないです。なぜかというと、キリがないから。

最近買って良かったのは『エア ジョーダン12』。あとは、『エア モア アップテンポ』も良かった。購入は、今はネットが多いです。インターホンが鳴るたびに、気分がアガります。たまにナイキショップに行ったり、ABCマートに行ったりもしますけど、行くとたくさん買いたくなってしまうので、あまり行かないようにしています」

「買いすぎるので、今はネットも見ないようにしている」と笑う。なぜ、それほどスニーカーに引きつけられるのか。

「やはり、憧れじゃないですかね。ナイキは僕らが小・中学生の頃に大人気で、バスケをやっていなくても『エア マックス』が欲しいくらい、誰もが通ってきた道でしたから。でも当時の僕は、買えなかった。それが大人になって買えるようになったので、今、あの頃の憧れが爆発している感じなんだと思います。

今、欲しいものですか? 『エア ジョーダン19』。すごくカッコイイんですよ。ただ、ちょっと高いので、何かをがんばったときのご褒美に買いたいなと。スニーカーをプロデュースですか? ここまで来ると、そういう気持ちも出てきますねぇ。だから今、いろいろなところで積極的に言っておこうと思って、今もこのようにお話をさせていただいています。誰が見ているか、分からないので(笑)」

「ナイキのスニーカーは単純にカッコイイです。めちゃくちゃハマっています」
尾上松也
1985年生まれ、東京都出身。90年に二代目尾上松也を名乗り初舞台。2009年から歌舞伎自主公演「挑む」を主宰。オリジナル公演「百傾繚乱」にも取り組む。12年に蜷川幸雄演出の『ボクの四谷怪談』に出演以降、ミュージカルにも出演。18年には劇団☆新感線『メタルマクベスdisc2』に主演した。19年に俳優の山崎育三郎、城田優とともに「IMY(あいまい)」を結成し、ミュージカルや演劇の新たな形を探る。映画やドラマにも多数出演。20年はTBS日曜劇場『半沢直樹』にIT社長・瀬名洋介役で出演して脚光を浴びた。
(c)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (c)大谷紀子/講談社

『すくってごらん』

メガバンクのエリート銀行員・香芝誠が、左遷されて片田舎の町へ。その町の唯一の娯楽は金魚すくいで、人々は3分で何匹すくえるかを競い合っていた。香芝は金魚すくいの店「紅燈屋」を営む美女・生駒吉乃に引かれ、やがて金魚すくいの奥深さにも気付いていく。しかし吉乃には、思いを寄せる男性がいた……。監督・真壁幸紀 脚本・土城温美 音楽:鈴木大輔 原作・大谷紀子『すくってごらん』(講談社『BELOVE』所載) 出演・尾上松也、百田夏菜子、柿澤勇人、石田ニコル、矢崎広、大窪人衛、清水みさと、辻本みず希、北山雅康、鴨鈴女、やのぱん、竹井亮介、川野直輝、笑福亭鶴光 3月12日全国ロードショー

(文 泊貴洋、写真 藤本和史)

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