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コロナ下は在宅も注意 一人暮らし女性の防犯ポイント

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新型コロナウイルスの影響で、生活様式ががらりと変わりました。テレワークや外出自粛などにより自宅で過ごす時間が増え、宅配需要が増えたことから、宅配業者を装った強盗被害も。そのほか、自宅への侵入犯やネットショッピング詐欺、性犯罪など、働く女性を取り巻く環境には、想像以上に危険の種が多くあります。「自分なりに防犯対策をしているから大丈夫」と思っているその対策は、本当に万全でしょうか。日常を楽しみながらも、安全を過信することなく自分の身を守るために備えておきたい防犯の基礎知識を「セコム 女性の安全委員会」の仁村園子さんに聞きました。

犯罪件数は減っているが油断は禁物

コロナ下で何かと不安の多い日々ですが、泥棒やストーカー、ひったくりなど犯罪や事件がらみのニュースは後を絶ちません。最近では、男子大学生が駅で20代女性に声をかけ、カラオケ店やネットカフェで乱暴する犯罪を繰り返していたという事件がニュースになりました。

「明るい駅の近くや家にいるときでも油断は禁物。どんな時間や場所でも犯罪は起きています。常に『自分も被害に遭う可能性がある』という意識を持って、注意を払って過ごしてほしい」と仁村さんは話します。

警察庁の統計によると、侵入窃盗の認知件数は年々減少しています。しかし、決して少ない数字とはいえません。

「防犯カメラの増設や警察・自治体による治安向上の取り組みなどにより、犯罪件数は減少傾向にあります。しかし、相変わらず女性が狙われる犯罪は多く、コロナによる外出自粛で家にいる時間が増えたため、宅配を装った押し込み強盗などのリスクも避けられません。巣ごもり消費が増えていますが、ネット通販のフィッシング詐欺なども手口がどんどん巧妙になっています」と仁村さんは注意を促します。

新型コロナウイルスが広がる中では、空き巣のニュースをよく見かけましたが、「営業自粛や営業時間短縮の影響で空き店舗での泥棒が増えている」という注意喚起のために空き巣を取り上げるケースも多かったようです。

「泥棒は人がいない家に入るイメージがありますが、実は家に人がいるときに泥棒に入る『居空き(いあき)・忍び込み(※)』という犯罪も決して少なくありません」

(※)居空き:家人が昼寝や食事中に家に侵入して金品を盗むこと 忍び込み:家人が寝入った頃に家に侵入して金品を盗むこと

住居侵入犯罪の中での割合
・空き巣(家に人がいないとき) 7割
・居空き・忍び込み(家に人がいるとき) 3割

意外なことに、家に人がいるときに侵入されたケースが3割にも上るのです。空き巣なら物を盗られるだけで済みますが、居空きなどで犯人と出くわしたら傷つけられる可能性もあります。必要以上に恐れることはありませんが、こうした被害に遭わないために、できる限りの対策を講じておきましょう。

「人の目、光、音」の3点が犯罪の抑止効果につながる

コロナの影響で通勤や買い物、外食、飲み会などの機会が減り、深夜遅くの帰宅が減った人も多いでしょう。しかし、犯罪は深夜や明け方だけに起きるわけではありません。

「事件や犯罪の手口や傾向は、時代に応じて変わります。コロナで生活スタイルが変わり、今まで安全だと思っていた場所でも事件が起きる可能性はあります」と仁村さん。では、外出時にはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

女性の一人歩きは、性犯罪やひったくりに遭う可能性があります。犯罪者が嫌うのは

・人の目
・光
・音

と言われています。ですから、なるべくこうした環境がある場所を選んで歩くことが基本です。具体的には、次のような点を意識してください。

(1)人通りが多く明るい道を選ぶ

人の目があれば犯罪抑止効果が高いので、たとえ遠回りになっても街灯がしっかりついていて、人通りの多い道を歩こう。

(2)「ながら歩き」をしない

スマホをいじったり電話をしたり、音楽を聴くなど「ながら歩き」をしていると注意が散漫になる。後ろから不審者につけられても気づきにくくなるので、避けたほうが安心。

(3)防犯ブザーを携帯する

「ブザーを鳴らしても助けてもらえるかどうか分からない」という声もあるが、防犯ブザーをつけていれば防犯意識が高いことをアピールでき、犯罪抑止効果が期待できる。防犯ブザーは子ども向けのイメージがあるが、今はチャームのようなかわいいタイプもあるから自分の好みのものを選び、バッグの見える位置につけるといい。また、防犯ブザーのアプリもあるのでスマホにダウンロードしておくのも手だ。

(4)逃げ込める場所をチェック

誰かに追いかけられたり、ひったくりに遭ったりしたときなどに助けを求められるよう、よく通る道にある交番、24時間営業のコンビニ、夜遅くまで開いているファミレスなどをチェックしておこう。

ストーカー相談は年2万件 「他人ごと」と思わないで

好意を持った相手に受け入れてもらえないときなどに、つきまとったり待ち伏せたりするのが「ストーカー行為」。会社や家の近くまで尾行したり待ち伏せたり、頻繁に電話やメールを繰り返すといった迷惑行為で、暴行や殺人にまで至ることもあります。

ストーカーの相談件数はここ7~8年は2万件前後でずっと横ばい状態。2019年も2万912件の相談が寄せられています。

ストーカー被害は元交際相手や配偶者など面識ある男性につきまとわれるケースが多いものです。それを避けるためには、曖昧な別れ方をしないことが大切です。

「嫌いになった、別れたいとはっきり言うと相手を傷つけると思って、きちんと別れを告げない人もいますが、それは危険。自分は自然消滅したつもりでも、相手は別れたと思っていない可能性もあるからです」

別れるときはきちんとその気持ちを伝えて、お互いに納得する形でピリオドを打っておきましょう。

ストーカーの被害を防ぐためには、個人情報の扱いにも気を付けてください。郵便物やごみには個人情報が詰まっていて、いつどこに行ったか、どんな店で何を買っているか、記載されたレシートや宅配便の伝票などから生活スタイルまで分かってしまいます。郵便物はため込まないようにし、個人情報が記載された部分や見られたくない紙類はシュレッダーにかけて処分しましょう。

ブログやインスタグラムなどのSNS(交流サイト)に必要以上に詳しい情報を載せたり、今いる場所や行動を書き込んだりするのも避けたほうが無難です。特に気を付けたいのは次のような点です。

■画像をアップロードしたとき、位置情報を消したつもりでも残っていることがあるのでアップ後にも再確認する

■スマホなどのカメラの精度が上がっていて、背景などが映り込み、細かい文字まで判別できることもある。画像を投稿する前に、窓ガラスや花瓶、鏡などに自分の顔や住所、よく買い物をする店の紙袋などが映り込んでいないか確認を

■旅行や買い物時などに「〇〇なう」「ここに来てまーす!」などと投稿すると、今いる場所も分かるし「家を留守にしている」と発信することになる。その場で発信しないで、1日くらい時間を置いてから投稿しよう

痴漢や盗撮被害の予防法

痴漢や盗撮の被害は、昼間や人通りの多い駅の階段などでも起きています。被害に遭ったとき、自分の体を触ったり盗撮したりした犯人をつかまえるのは難しいし危険を伴うので、被害に遭わないようにできる限りの注意を払いましょう。

「夏場で薄着になるときでも、短いスカートや露出の多い服装は避けたほうが安心です。階段やエスカレーターなどの高低差を利用して盗撮する事件も多いので、スマホの操作や音楽を聴きながら歩かず、後ろに不審者がいないかなど周囲に目配りしながら歩くように心掛けてください」

万が一被害に遭ってしまうと、その後も事情聴取や被害届の提出などで何時間も警察に拘束されることもあります。警察での取り調べで「バッグをどちらの手で持っていたかなど状況を再現させられ、スカートの長さなど、こと細かく調べられた」という被害者もいました。また、事件の裁判などのたびに検察庁や弁護士から通知が来るため、事件のことが忘れられなくなるケースもあります。被害に遭ってしまうと精神的なショックが大きく、元の日常生活には戻れなくなることもあるのです。

ニュースなどで事件を目にしたときは、「自分には関係ない」ではなく「このあと、自分にも同じことが起きるかも」「もし巻き込まれたらどう対応すればいいか」と自分に置き換えて考えるように意識づけをしましょう。

仁村 園子さん
セコム 女性の安全委員会。「セコム 女性の安全委員会」は2007年にセコムの女性社員6人が立ち上げた組織。女性の毎日を、より「安全・安心」にすることを目的に、セキュリティーのプロと女性ならではの視点から、さまざまな防犯に関する総合的な情報の発信を行っている。「女性のためのあんしんライフnavi」

(取材・文 加納美紀、取材・構成 加藤京子=日経doors編集部)

[日経doors 2021年1月18日付の掲載記事を基に再構成]

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