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増えるひげそり失敗 小型シェーバーは解決策になるか大河原克行のデータで見るファクト

2021/3/23

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ブラウンのモバイルシェーバー「BRAUN mini(M-1000/M-1001)」。実売価格は6000円前後だが、値下がり傾向にある

男性がひげそりをする際に、電気シェーバーを使うのか、カミソリを使うのかは、それぞれに好みがあり、意見が分かれるところだ。電気シェーバーの手軽さや肌への優しさ、最近の技術進化をもとにそり味の良さを訴える電気シェーバーのユーザーに対し、すっきりとしたそり味や細かい部分までそれるというメリットがあるカミソリユーザーの意見も根強い。もちろん、シーンによって使い分けている人も多いだろう。

そうしたなか、老舗シェーバーブランドのブラウンが、新たに提案するのが持ち運びを前提としたモバイルシェーバー、すなわち「2台目シェーバー」だ。実は、モバイルシェーバーの所有者は極めて少数派だ。

ブラウンの調査ではモバイルシェーバーの市場は17億円規模で、市場全体の2%(金額ベース)しかない。出張が多い人向けの製品が中心で、そもそも2台目のシェーバーは不要だと考えている人も多い。また、モバイルシェーバーは乾電池式、1枚刃が前提であり、そり味やそり心地などに不満が残るという人も多かった。

小型シェーバーの常識を覆す

ブラウンが1月に発売した軽量小型のモバイルシェーバー「BRAUN mini」は、「小型シェーバー分野の大型商品」と自ら称するように、この分野において「常識を覆す提案」と位置づける。

刃が独立して上下に浮き沈みし、肌の凹凸に密着する2枚刃方式を採用。ブラウンの最上位製品となる「シリーズ9」にも採用している900パターンの網目を持つ「ディープキャッチ網刃」により、様々な向きに生えるひげをヘッド全体で根本から捉えることができる。さらにより多くのひげを効率的に取り込む「マイクロコーム」で長いひげを整え、プレカットするトリマー刃により、あらゆるひげに対応し、隙間時間などでの深ぞりを実現する。

「高性能なモーターと密着性の高い2枚刃の搭載により、従来の当社モバイルシェーバーの2倍のカットパワーを実現した。これまでのモバイルシェーバーは、それないのに肌が荒れるというイメージがあったが、新製品はこれらの課題を解決し、日常使いの提案ができる」とする。

また、充電式を採用。5分間の急速充電で1回のひげそりができ、フル充電では40分稼働する。これも従来のモバイルシェーバーとは異なる点だ。

現在はプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の傘下にあるブラウンは今年、創業100周年を迎えており、まさに100年目の挑戦といえる製品に仕上がった。そうした意気込みを示すように、ブラウンの最初のオリジナルモデルである1962年発売のSixtant(シックスタント)を踏襲した、原点回帰ともいえるデザインを採用している点も見逃せない。

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