ThinkPad史上最軽量907グラム 性能は上位機種並み
注目の製品使ってみました
シリーズ最軽量をうたう「ThinkPad X1 Nano(シンクパッドX1ナノ)」が登場した。最新の第11世代コアiを搭載し、上位機種「同X1カーボン」と同等の性能でありながら、200グラム程度も軽量化。持ち比べるとかなり軽い。
厚さはたった13.87ミリで、端子はサンダーボルト4対応のUSBタイプCが2個と、ヘッドホン/マイクのみ(図1)。随分と割り切った構成だが、実際に使ってみて困るのは従来型のUSBメモリーを挿すときに変換アダプターが必要になるくらいだった。
上位機種と比べ幅は約3センチ、奥行きは約1センチも小さくなり、サイズは日経PC21誌とほぼ同じ(図2)。画面は13型で、画面比率は16対10と縦が通常より長い。14型の上位機と比べると、幅は狭いものの高さはほぼ一緒で、大きさの割に画面は広く感じる(図3)。
キーボードも本体サイズの割にはキーピッチが広く、キーストロークも深めに確保されており、打ち心地はかなり良い(図4)。シンクパッドの特徴であるトラックポイントも健在だ。
ステレオスピーカーや指紋センサーなど、上位機種の装備もそのまま引き継ぐ。画面上部にはウェブカメラを搭載し、顔認証にも対応。物理的にカメラをふさぐ「シンクシャッター」というカバーを搭載するため、プライバシー保護やセキュリティーの面でも安心できる(図5)。動作は軽快で、起動時間も約27秒と短かった。
(ライター 田代祥吾)
[日経PC21 2021年4月号掲載記事を再構成]
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