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音・機能もOK 1万円台ノイキャン無線イヤホン3選

「年の差30」最新AV探訪

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NIKKEI STYLE

ノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホンといえば、これまで2万円台が主流だったが、最近は1万円台の機種が増えてきた。今回はヘッドホン・イヤホンの専門店「e☆イヤホン」に、1万円台のおすすめノイズキャンセリングイヤホンを3機種選んでもらい、平成生まれのライターと昭和世代のオーディオ・ビジュアル評論家が聴き比べた。

ノイズキャンセリング完全無線の低価格化が進む

小沼(29歳のライター) 「e☆イヤホン」秋葉原店で完全ワイヤレスイヤホンなどの新品製品のフロア長を務める東谷圭人さんに、おすすめのノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンを3機種選んでもらいました。

小原(56歳のオーディオ・ビジュアル評論家) 最近はノイズキャンセリング機能を搭載している製品がトレンドなのでしょうか?

東谷圭人さん そうですね。もともとノイズキャンセリング搭載の機種は2万円以上がほとんどでしたが、最近は1万円台のものが目立ってきました。1万円以下でノイキャン搭載のモデルもありますが、音質や機能性などを加味すると1万円台がおすすめです。

小原 e☆イヤホンに来る方でも、やはりノイズキャンセリング機能を搭載した機種を探している人が多いですか?

東谷 はい、「ノイズキャンセリング機能付きのものを探している」と言って来店される方が多いです。ただ、話を聞いてみると必ずしもその機能が必要ではないお客様もいるんですよ。ちょっとした騒音をカットするくらいならパッシブノイズキャンセリング(イヤホン自体の物理的な遮音性)で十分な場合もあります。

小沼 注目度の高い機能だからみんな求めてしまうけど、誰しも必要な機能ではないと。では、どんな人がノイズキャンセリング機能付きの機種を選ぶべきなのでしょう?

東谷 まず、テレワーク中に家族の生活音や近所の音がすごく気になってしまう方。それから、現在はコロナ禍で需要が減っていますが、電車や飛行機などの移動中に騒音に邪魔されず音楽を楽しみたい人にもおすすめです。

アップデートで機能が追加されたレアなモデルJabra「Elite 75t」

小沼 最初はJabra「Elite 75t」(1万6380円、税込み、価格は2021年2月26日現在、e☆イヤホンのウェブサイトによる、以下同)です。

東谷 発売当初、「Elite 75t」はノイズキャンセリング機能を搭載していなかったのですが、上位機種の「Elite 85t」発売のタイミングでファームウエアをアップデートしました。後から機能を追加した、かなり珍しいケースです。現在流通している「Elite 75t」はアップデートを適用済みなので、購入後すぐにノイズキャンセリング機能を使えます。

小沼 そんなことがあるんですね。しかもアプリ経由でアップデートするから、すでに購入していた人も簡単に機能を追加できる。ある日いきなり自分のイヤホンにノイズキャンセリング機能が搭載されたら、かなりうれしいですね(笑)。後から追加ということで、他の機種と比べて劣る点はないのでしょうか?

東谷 「Elite 85t」をはじめ、最近のノイズキャンセリングイヤホンはイヤホンの内側と外側の2種類のマイクを組み合わせることで高い効果を発揮する「ハイブリッド形式」が主流です。しかし「Elite 75t」は外側のマイクのみを使う「フィードフォワード型」。マイクの数が少ないため、ノイズキャンセリングの精度としてはハイブリッド形式には及びません。ただ、「Elite 75t」はもともとのマイクの性能が良いので十分な効果があります。

小沼 なるほど。でも、東谷さんから説明を受けるまでノイズキャンセリングの仕組みに違いがあるとは気づかなかったので、性能は高いのではないでしょうか。パッシブノイズキャンセリングの遮音性も高いですし、駅前などの人の多いところで使うと喧噪(けんそう)を確実にシャットアウトしてくれます。外音を取り込む「ヒアスルー」機能も、徒歩移動中に使ったところ余分な雑音が少なく、自転車や車の音を的確に拾えました。

小原 ノイズキャンセリングはものによっては密閉感や閉塞感を感じますが、「Elite 75t」はこれみよがしなところがなく自然でした。音質は中域の押し出しがやや強く、ワイドレンジではないけれどフラット。嫌みのない音だと感じます。

小沼 フラットで細かな音まで聴こえましたね。それから、「Elite 75t」はアプリが優れていて、イコライザー機能やノイズキャンセリングをパーソナライズする機能があるんですよ。自分に合わせて調整できるのは使い勝手がよく、僕は3機種の中で一番好きでした。

小原 ケースも小ぶりで、スタンダードな細長い形状で扱いやすいですしね。

東谷 「Elite 75t」はちょっとした水ぬれにも耐えられるIP55の防水性能で、ワイヤレス接続も比較的途切れにくいです。通話性能に優れていて相手に自分の声がクリアに聴こえるのでテレワーク用に選ぶ人も多く、様々な年代のお客様に人気ですね。

低音強め&しっかりノイキャンPadmate「PaMu Quiet」

小沼 続いてPadmateの「PaMu Quiet」(1万8480円)です。懐中時計のようなケースのデザインが個性的ですね。

東谷 Padmateはクラウドファンディングをよく活用するメーカーで、話題性のある製品を多く発売しています。例えば、前作の「PaMu Slide」はケースがワイヤレス充電器としても使える機能を搭載していました。今作は「業界最高峰」のノイズキャンセリング性能をうたっています。

小沼 大々的にうたっているだけあって、しっかり効果が感じられました。高架下で使用して、電車の音が聞こえないくらいです。少し前に家の近所で工事があってうるさかったのですが、その時期にこれがあったら助かっただろうなと思いました。

小原 これも密閉感がなく、違和感のないノイズキャンセリングでしたね。ただ、音質でいうと僕はちょっと低音を盛りすぎじゃないかと感じました。

小沼 盛りすぎとまでは感じませんでしたが、たしかに低音が強かったですね。

小原 クラシックやジャズ、ポップス、ロックなど色々と聴きましたが、どれも低域が厚く太く聴こえました。周波数レンジが狭いわけではないのですが、エネルギーバランス的にローエンドが強く、末広がりのピラミッドバランス。ちょっと「Beats」のイヤホンを意識している気もしました。

小沼 イヤホンは耳から軸がぶら下がるようなデザインで、やや「AirPods Pro」のような雰囲気。軸の部分をタッチして操作するのも同じですね。

「マイルドANC」で入門に最適 AVIOT「TE-D01m」

小沼 最後がAVIOT「TE-D01m」(1万3750円)。AVIOTはこの連載でも常連ですが、この機種がブランド初のノイズキャンセリング搭載モデルだそう。

東谷 AVIOTは完全ワイヤレスイヤホンを多数発表し、ブームをけん引しているブランドです。店舗では10~20代がよく手に取っていて、若い層に人気ですね。

小原 僕は3機種の中でこれが一番良かったです。他2機種と比べて価格が安く、1万円台前半と聞いて驚いたほど。情報力が多くて解像度が高く、あっさりとしたトーンの中に日本的な作りの良さを感じました。

小沼 たしかに、音楽を聴きながら「こんな音入ってたんだ!」という発見があるイヤホンでした。それは解像度の高さゆえですよね。

小原 ノイズキャンセリングは「マイルドANC」をうたっているそうで、その名の通り非常にナチュラルで自然。他の2機種はオンオフの差がはっきり分かりましたが、これは「今って、ノイズキャンセリング入ってる?」と思う瞬間がありました。でも、オフにしてみると入っていたことが分かるという、絶妙な効き具合。これまで積極的にノイズキャンセリングを使ってこなかった人にはちょうどいいのではないでしょうか。

小沼 ノイズキャンセリングは喫茶店で使用したとき、隣の人の声は聞こえるけど何を話しているかは分からなくなる、というくらいの強さ。これだけでも十分音楽や仕事に集中できるようになります。では、今回のイチ押しは小原さんがAVIOT「TE-D01m」、僕がJabra「Elite 75t」ということですね。

小原 この価格帯でも良いノイズキャンセリングイヤホンがたくさん出ているんだなと改めて感じました。引き続き注目していきたいですね。

小原由夫
1964年生まれのオーディオ・ビジュアル評論家。自宅の30畳の視聴室に200インチのスクリーンを設置する一方で、6000枚以上のレコードを所持、アナログオーディオ再生にもこだわる。今回の試聴で使ったアルバムは「Higher」(パトリシア・バーバー)など

小沼理
1992年生まれのライター・編集者。最近はSpotifyのプレイリストで新しい音楽を探し、Apple Musicで気に入ったアーティストを聴く二刀流。今回の試聴で使ったアルバムは「Collapsed in Sunbeams」(Arlo Parks)など

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