世界のストリートグルメ気分 在宅で楽しめる味3選

ミシュランのストリートフード部門にも登場する香港のエッグパフ店「Mammy Pancake」
ミシュランのストリートフード部門にも登場する香港のエッグパフ店「Mammy Pancake」

コロナ禍で不要不急の外出自粛が求められる昨今、テイクアウトやお取り寄せで外出気分だけでも味わいたいという人も多いだろう。名店グルメもいいが、世界の街角で食べたり飲んだりしたストリートグルメなら旅した気分にもなってくる。そこで今回は、カジュアルに楽しめる世界の味をピックアップしてみた。

香港、そして港珠澳大橋で陸続きとなったマカオは共に中華料理をはじめ世界のグルメが集まる都市だが、街歩きをすればあちこちからプーンといいにおいが漂うストリートグルメの宝庫でもある。ミシュランガイドの香港マカオ版では2016年に世界初となるストリートフードのセクション「街頭小食」が設けられたほど。

日本にいながら、香港とマカオで人気の気軽なおやつをまずはピックアップした。香港といえば「エッグパフ(鶏蛋仔〈ガイタイジャイ〉)」。卵がたっぷりの生地を、小さな丸い穴がいっぱいの鉄板で挟んで焼き上げたもので、外はパリッと香ばしく、中はふんわりもちっと優しい甘さがたまらない。香港出身のご夫妻が本場のエッグパフを焼き上げるフードトラック「Bubble Shop」が東京と埼玉を中心に出店しており、焼きたてを味わえる。(出店場所は、ホームページでご確認下さい)

焦げ目のついた熱々のカスタードクリームがたまらないマカオのエッグタルト

マカオ名物のスイーツ「エッグタルト」もサクサクのパイ生地に、とろりと甘いカスタードクリームが入った絶品のおやつとして有名だ。香港にもあるが、マカオのものはカスタードクリームに焦げ目をつけて焼き上げた香ばしさが特徴だ。

いくつかお店があるが、代表格はマカオに本店を置く「ロード・ストウズ・ベーカリー」。何しろマカオ風エッグタルトを開発したのが、この店の英国人シェフ、アンドリュー・W・ストウ氏だからである。

日本では、開発者の名前にちなみ「アンドリューのエッグタルト」いう屋号で大阪を中心に店舗展開している。冷凍での全国配送もホームページから注文が可能。マカオで焼きたてを待つ人が長い列を作るエッグタルトを、自宅でゆったりと楽しむことができる。