変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

コロナ禍以降、中途採用の選考基準が厳しくなってきたという(写真はイメージ) =PIXTA

コロナ禍以降、中途採用の選考基準が厳しくなってきたという(写真はイメージ) =PIXTA

これまで4回にわたって掲載した転職エージェント調査の結果からは、新型コロナウイルス禍以降、総じて求人件数が減少し、選考基準が厳しくなるという求職者にとって逆風が吹く転職市場の実態が浮かび上がってきた。この難しい環境下で、転職すべき人、現職にとどまったほうがいい人とは、それぞれどういうタイプなのか、転職すると決めた場合、成功するためのポイントは何なのか。転職コンサルタントの黒田真行氏に話を聞いた。

<<(4)プロが教える転職術 決め手は採用側目線での自己演出
(1)コロナ禍転職、最終面接落ちが続出 進む即戦力シフト >>

――転職希望者にとって厳しい状況ですが、転職すべき人、現職にとどまったほうがいい人はそれぞれどういう特徴がありますか。

「まず、転職すべき人は大きく分けて3つのタイプがあると思います。第一に、今、すでに動かざるをえない環境にいる人。会社が倒産の危機に直面していたり、給与の未払いに陥ったりしているパターンです」

「第二に、業界全体が低迷している、または、自分が所属する会社の戦略ミスなどで近い将来、動かざるを得なくなりそうな人。売り上げの減少が続く衰退産業など、先行きが暗く改善の見込みがないのであれば、早めにアクションを起こしたほうがよいでしょう」

「第三に、(今の会社以外で)自ら実現したいことが決まっている人。起業や異業種への挑戦など進みたい方向が決まっているのであれば、(現職にとどまり)時間を浪費しても仕方がないと思います」

「逆に、もう少し考えたほうがいい人は転職目的がはっきりしていない人、目的があったとしても漠然としたキャリアアップや目先のわずかな年収アップに限られるケース。転職することによって、付加価値の高い仕事に就けるのか、じっくりと考える必要があります」

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック