検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

リアルやお取り寄せで ガッツリ食べたい豚骨系の2杯

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

今年の1月に再発令された緊急事態宣言。当初は2月7日までとされていたが、3月7日まで延長となり、首都圏など10都府県ではいまだ「不要不急の外出自粛」で、巣ごもりの日々が続いている。

こんなときだからこそ私は、皆さま方に「このラーメンって、いかにもラーメンっぽいよね!」と感じてもらえる1杯を、お召し上がりいただくことを提案したい。

では「ラーメンっぽい」と感じる1杯とは、一体どのようなものだろうか。真っ先に思い当たったのが、ガッツリ度の高い豚骨ベースのラーメンだ。

外食の機会が激減している昨今、大多数の人が食べたいと感じるラーメンは、味の良しあしうんぬん以前に、ガツンと濃厚な1杯であるに違いないと私は思う。「外食に繰り出すのは時期尚早」とお考えの方も、「ラーメンをお取り寄せで食べるのなら、濃厚系が良い」と、思っておられ方も多いのではないだろうか。

うどん、ソバ、パスタといった他の麺類にはないラーメンならではの魅力。それは、ガツンと濃厚な味が満喫できるジャンルの1杯が存在することに他ならない。

というわけで、今回は「コッテリ豚骨系」ジャンルに絞り、外食の際にお勧めの優良店と、お取り寄せの優良店のラーメンをご紹介することとしたい。

◎輝道家直系 皇綱家(東京・池袋)

~昨年12月に満を持して開業。池袋で食べられる唯一無二の超本格派家系ラーメン!~

2021年現在、東京都内には「ラーメン激戦区」と呼ばれる地域がいくつも存在する。新宿、高田馬場、恵比寿、荻窪をはじめ、枚挙にいとまがない。

そんな激戦区の中でも、池袋は特に生存競争が激しいエリアとして知られる。地理的に「埼玉県の玄関口」という性格を強く帯びた池袋は、他の地域に先駆け、都内で勤務する人たちが、帰宅途中で手軽におなかを満たすことができる一般大衆向け飲食店の一大集積地となった。

中でもラーメン店は、一般大衆向け飲食店の代表格といっていい。優良店がきら星のごとく集い、その中でも更に選ばれた者だけが生き残ることが許される聖地と化すのも、当然の理といえよう。

『東池袋大勝軒』、『屯ちん池袋本店』、『瞠池袋店』、『馳走麺狸穴』、『麺屋Hulu-lu』といったそうそうたる顔ぶれを見ても、明らかだろう。どの店も、他の地域であればその地域の「顔」として、君臨できる実力派ぞろいだ。また、神田に1号店を置く『鬼金棒』、上板橋に1号店を置く『蒙古タンメン中本』など、都内にその名を轟(とどろ)かせる名店で、池袋に支店を構える店舗も少なくない。

池袋で成功することは、都内のラーメン店にとって目標であると言っても、過言ではないだろう。そんな池袋の地に2020年12月4日、1軒の新店が産声を上げた。それが、『輝道家直系皇綱家』である。

店舗は池袋駅の西口から徒歩2分程度の場所にある。まさに池袋のど真ん中といったロケーションにあり、オープン初日から大きな話題となった。

同店は、その屋号(店名に『家』の字が入る)からも推察できるとおり、『横浜家系ラーメン』と呼ばれる豚骨醤(しょう)油ラーメンを提供するお店だ。

店主の直江優真氏は、中野区野方の家系の実力店『輝道家(店主:菊地輝氏)』の下で研さんを重ね、今般、満を持して独立。『輝道家』と言えば、都内にある『家系』の店舗の中でも突出して濃厚、かつ、うま味豊かなスープを紡ぎ出す店として知られる。『皇綱家』は、そんな名店『輝道家』から「免許皆伝」を受け、直系を名乗ることを許された。

『皇綱家』の基本メニューは、「ラーメン」。寸胴から片時も目を離さずに豚骨をじっくりと丁寧に炊き上げて創るスープは、丼が眼前に置かれた瞬間から、芳しい豚の香りが鼻腔(びこう)をくすぐる会心の出来栄え。レンゲでスープをひと口すすると、甘辛い醤油ダレがズドンと味蕾(みらい)の深奥を打ち抜く。

リッチな豚のうま味と、キレのあるしょうゆダレとの見事なコラボレーション。両者がしっかりと手を結ぶことで形成される「味覚中枢訴求力」の強さたるや、驚愕(きょうがく)のあまり、しばし忘我の境地に陥ってしまうほどだ。

このスープに合わせる麺は、千葉県はおろか、全国を代表する家系の名店のひとつ『王道家』(千葉県柏市)の自家製麺。麺肌を傷付けないように大釜で泳がせながら茹(ゆ)でられ、平ざるで麺上げされる。

麺にまとわり付くスープの分量は過不足なく、麺とスープの相性も抜群。こんがりと薫製された香り高いチャーシューの味わいもパーフェクトで、思わず「フルトッピングの『皇綱特製ラーメン』を頼めば良かった」と後悔したほどだ。

結論を申し上げれば、オープンして間もない現段階で、ここまで完成度の高いラーメンを創ることができるのであれば、激戦区池袋でも十分生き残っていける、と思う。アクセスのしやすさも加味すれば、ここまで紹介しがいのあるラーメン店は珍しい。是非、時間を見繕って足を運んでいただきたい。

◎丸幸ラーメンセンター(佐賀県)

~お手本のような「お取り寄せラーメン」の名品。ご家庭で本場九州の味を是非!~

続いてご紹介するのは、お取り寄せラーメン。このコラムでは、これまで外食を前提とした実店舗ばかりを紹介してきたが、このコロナ禍である。たまには、お取り寄せラーメンの名品を紹介してもバチは当たらないのではないか(もちろん、紹介するのは実店舗のお取り寄せラーメンであるが)。

お取り寄せラーメンであれば、東京都及びその近郊の店舗のラーメンに限らず、全国の名店の1杯を紹介できる。

巣ごもりを続ける皆さんにとっても、全国の名店の味を知ることができる絶好の機会となるはずだ。

今回、ご紹介するのは1952年(昭和27年)、福岡県久留米の地に創業し、現在は佐賀県基山町に本店を構える名店『丸幸ラーメンセンター』のお取り寄せラーメンである。

ひと言で「お取り寄せラーメン」と言っても、そのクオリティーは店によってマチマチ。結論から申し上げれば、実店舗のラーメンそのものを自宅で味わえるタイプの「お取り寄せ」は、意外と少ないのが現状である。

『丸幸ラーメンセンター』のお取り寄せラーメンは、スープ、麺から具に至るまで、完全に実店舗のものを使用するこだわりよう。実際に店舗で炊き上げた純度100%の豚骨スープを袋詰めにし、麺も店で使用する自家製ストレート麺がそのまま直送されてくる。

同店が提供するのは、九州豚骨ラーメンの「原型」である「久留米ラーメン」。袋を開封した瞬間から豚骨の豊潤な香りが宙を舞い、鼻腔を心地良く刺激。ひと口すすれば、豚の分厚いコクが口内を席巻し、その後を追うように、鋭い塩味とほのかな甘みが喉元に快感を付与。基山水系の軟水を用いたスープは後口も秀逸で、思わず、丼を手に持って飲み干してしまいたくなるほどだ。

生卵を別途用意し、スープに溶かしていただくと、スープの甘みと、卵黄に由来する動物系タンパクのうま味とが見事に呼応。卵と豚骨スープの相性の良さに驚きを禁じ得ない(実店舗でも、生卵をトッピングすることが可能)。

「どんぶりセット」を注文すると、店名が刻まれた「オリジナルどんぶり」がもらえるのも、うれしい限り。是非、ネットで注文し、ご家庭で舌鼓を打ってもらいたい。

(ラーメン官僚 田中一明)

田中一明
1972年11月生まれ。高校在学中に初めてラーメン専門店を訪れ、ラーメンに魅せられる。大学在学中の1995年から、本格的な食べ歩きを開始。現在までに食べたラーメンの杯数は1万4000を超える。全国各地のラーメン事情に精通。ライフワークは隠れた名店の発掘。中央官庁に勤務している。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_