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出そろった携帯4社の新料金プラン、お得なのはどこ

佐野正弘のモバイル最前線

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NIKKEI STYLE

2020年12月にNTTドコモが「ahamo(アハモ)」を発表して以降、大きな注目を集めている携帯電話の料金競争。春商戦を迎え、いよいよ携帯4社の料金プランがおおよそ出そろった。改めて携帯4社の料金プラン内容を通信量別に3つに分けて比較してみよう。

注目の中容量プラン、各社の違いは

まずは最も注目されている、月額2000円台で20ギガバイト(ギガは10億、GB)の高速データ通信ができるオンライン専用の中容量プランだ。その代表格はやはりahamoで、月額2980円(税別、以下同)で20GBの高速データ通信、そして1回当たり5分間の無料通話と、82の国や地域での国際ローミングが利用できるコストパフォーマンスの高さが最大の特徴となる。

ahamoはNTTドコモの料金プランの一つという位置づけで、21年1月14日には当初対象外となっていた「ファミリー割引」のグループ対象になることが明らかにされた。家族のうち1人がahamoに変更しても、ファミリー割引が基準となる「みんなドコモ割」「ドコモ光セット割」の割引が変わらない安心感は大きい。

一方でKDDIが21年1月13日に発表した「povo(ポヴォ)」は、高速データ通信量は20GBだが、通話が30秒20円の従量制となる代わりに料金が月額2480円とahamoより安く設定している。加えてpovoは、スマートフォン上から必要に応じてオプションを付け外しできる「トッピング」という仕組みに力を入れているのがポイントとなる。

トッピングには「通話かけ放題」や「データ追加1GB」など基本的なものだけでなく、24時間だけデータ通信が使い放題になる「データ使い放題24時間」などユニークなものも用意している。ちなみに5分間通話無料の「5分以内通話かけ放題」をトッピングすれば料金はahamoと同じ2980円になる。

そしてソフトバンクは、傘下のLINEモバイルを吸収し、オンライン専用の新ブランド「LINEMO(ラインモ)」を立ち上げた。こちらはpovoと同様、月額2480円で高速データ通信20GBが付くというものだが、大きなポイントはメッセンジャーアプリ「LINE」との連携。LINE利用時のデータ通信が基本的にカウントされないのに加え、契約やサポートにもLINEが使えるほか、21年夏にはLINEで700万種類以上のスタンプが使い放題になる、月額240円の「LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)」が利用できるようになる。

ただしLINEMOは、ahamoと異なり契約者がソフトバンクやワイモバイルの家族割引の人数にはカウントされない。また国際ローミングもオプション料金こそかからないものの、データ通信量は標準付属の20GBとは別の扱いになるとのことで、そうした点を重視するユーザーにはメリットが薄い。

またpovoも、国際ローミングやauとの家族割引の関係など、まだ明らかにしていない点がいくつかある。サービス開始時の内容をしっかり確認してから契約した方がよいだろう。

大容量プランは各社とも「使い放題」に

続いて、20GB以上のデータ通信ができる大容量プランについて確認していこう。NTTドコモは高速通信規格「5G」向けで高速データ通信が使い放題の「5Gギガホ プレミア」(月額6650円)と、4G向けで通信量60GBの「ギガホ プレミア」(月額6550円)の2つの料金プランを打ち出している。

こちらは従来通り、家族割引の「みんなドコモ割」や固定通信とのセット契約による「ドコモ光セット割」、「dカード」での料金支払いで適用される「dカードお支払割」といった割引が存在する。ギガホ プレミアはdカードお支払割の代わりに、2年間の定期契約による割引も選択可能。これらを最大限適用すると、それぞれ月額4480円、4380円で利用できる。

KDDIの「au」ブランドの使い放題新プランも、5G向けの「使い放題MAX 5G」と4G向けの「使い放題MAX 4G」の2つが用意されている。料金はいずれも月額6580円。これに加えてNTTドコモと同様、「家族割プラス」「auスマートバリュー」「au PAYカードお支払い割」といった割引が用意され、すべて最大限適用するといずれも月額4480円となる。

なおauブランドでは、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」などのサービスと通信料金をセットにしたバンドルプランをいくつか提供しているが、これらプランの見直しは21年3月に改めて発表されるとのこと。現在それらのプランを利用している人はもう少し待ってからプラン変更などを検討した方がいいだろう。

ソフトバンクの「ソフトバンク」ブランドも、やはり使い放題プランの新プラン「メリハリ無制限」(月額6580円)を発表しているが、4G・5G共通のプランとなる点が2社との大きな違いとなる。こちらも「新みんな家族割」「おうち割 光セット」の割引が用意されており、最大限適用すると月額4480円となる。

また3社とも、月当たりの通信量が3GB以下の場合は月額1500円を割り引く仕組みを用意している。新型コロナウイルス禍で外出自粛が求められ、一時的に通信量が減る月が発生する現状ではありがたい仕組みだ。

一見すると各社のプラン内容は横並びに見えるが、決定的な違いがあるのがテザリングだ。いずれのプランもスマートフォン上でのデータ通信使い放題だが、テザリングも使い放題なのはNTTドコモだけ。au、ソフトバンクの新料金プランはテザリング利用時の上限が30GBに制限されるので注意したい。

1GB以下なら「0円」も、競争激しい小容量

最後に小容量でより低価格のプランだ。KDDIは「UQ mobile」ブランドで21年2月1日から、新料金プラン「くりこしプラン」の提供を開始している。これは高速データ通信量に応じて3つのプランを用意しており、3GBの「くりこしプランS」は月額1480円、15GBの「くりこしプランM」は月額2480円、25GBの「くりこしプランL」は月額3480円となる。「くりこし」という名前の通り使い切れなかった通信量を翌月に繰り越すことができる。いずれのプランも5Gに対応する予定だ。

同様にソフトバンクも「ワイモバイル」ブランドで21年2月18日から3つの新しいプランを提供している。通信量3GBの「シンプルS」が月額1980円、15GBの「シンプルM」が月額2980円、25GBの「シンプルL」が月額3780円と、UQ mobileのくりこしプランより高め。ただし「おうち割光セット(A)」「家族割引サービス」のうちいずれかの割引を適用すれば、月額料金はそれぞれ900円、1900円、2700円と、UQ mobileのくりこしプランより大幅に安くなるので家族で契約するならワイモバイルの方がお得だ。

そしてもう一つ、楽天モバイルの新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」についてもここで触れておきたい。こちらは月当たりの通信量に応じて料金が変化する段階制の仕組みを採用しており、大容量から小容量まで幅広いニーズに1つのプランで応えているのが特徴だ。月当たり20GBを超えて通信した場合の料金は月額2980円と従来と変わらないが、3G~20GBの場合は月額1980円、1G~3GBの場合は月額980円とより安価に利用できる。

それに加えて1GB以下の場合はなんと月額0円と、ユニバーサルサービス料(3円)以外の料金がかからない。エリア整備が途上の楽天モバイルだけに、興味がある人が安心して「お試し」で契約しやすくなったのは大きいといえる。

一方、NTTドコモは小容量の領域に関してまだ新たな料金施策を明らかにしていない。ライトユーザー向けの「ギガライト」の見直しや、低価格に強い仮想移動体通信事業者(MVNO)との連携などを検討しているようだが、先行各社に対抗できる策を打ち出せるかが注目される。

佐野正弘
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

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