速く、タフに走れる自転車版SUV

コーダーブルーム「ケシキツーリング」(7万5900円)

エアボリュームの大きい太いタイヤはパンクに強く、砂利道やぬれた路面など、グリップを失いやすい路面でも安定して走行できるのが強みだ。一方、ドロップハンドルは前傾姿勢を取ることで空気抵抗を減らし、高速での連続走行を楽に行える。

このふたつを組み合わせたコーダーブルームの「ケシキツーリング」は、あらゆる条件下の道を速く・長く走りたいときに活躍する1台。キャリア取り付け用の台座が装備されているので、ロングツーリング用自転車へも容易にカスタマイズ可能だ。5月以降発売予定。

(仕様)
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
変速機:シマノ・クラリス 2×8速
タイヤサイズ:27.5×1.75
サイズ:420mm、460mm、500mm
カラー:ダークグリーン

買ったその日から即活用できる1台

アンカー「RL1」(機械式:6万2700円、油圧式:6万6000円)

ブリヂストンサイクルのスポーツ自転車ブランド「アンカー」による新型モデルが「RL1」。軽量なアルミのフレームとフォークに24段変速、ディスクブレーキといった近年のクロスバイクの基本は押さえつつ、エントリーユーザーが手に入れやすい低価格を実現した。

ライトやワイヤー錠、サイドスタンドが標準装備で、3年間盗難補償も付帯。購入後すぐに自転車生活を始められる。タイヤは異物を踏んでもパンクしにくいタイプを採用する。機械式ディスクブレーキ仕様と油圧式ディスクブレーキ仕様を用意。

(仕様)
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
変速機:シマノ・ターニー 3×8速
タイヤサイズ:700×32c
サイズ:420mm、470mm、520mm
カラー:オーシャンネイビーほか全4色

大ヒットクロスバイクの電動自転車版

ジャイアント「エスケープRX-E+」(30万8000円)

ジャイアントのエスケープシリーズは、言わずと知れたクロスバイクの大ヒットモデル。その設計思想を受け継ぐE-BIKEが「エスケープRX-E+」だ。

初心者でもコントロールしやすいジオメトリーのアルミフレームに大容量のリチウムイオンバッテリー、ヤマハと共同開発したドライブユニットを搭載し、最もアシスト力の強い「SPORTモード」でも一充電当たり90キロの距離を走行できる。

基本性能が高いため、アシストが利かない状態でもスポーツ自転車としての機動力を保持できるのも特徴だ。ブレーキは少ない握力で強力な制動力を発揮する油圧ディスクブレーキで、本体バッテリーから電源を取るLEDフロントライトやサイドスタンドも標準装備される。

(仕様)
フレーム:アルミ
フォーク:アルミ
変速機:シマノ・ティアグラ 1×10速
タイヤサイズ:700×32C
サイズ:445mm、485mm、525mm
カラー:アイスグレイ、ブラック

(ライター 佐藤旅宇)