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newme(NIKKEI x C Channel)

「会社員でも起業家精神を」 自分の強み、逆転の発想で捉える日本ロレアル・マネジャー、有田貴美江さん

2021/2/9

newme(NIKKEI x C Channel)

1997年に同志社大学を卒業後、大日本印刷入社。同社で広告企画制作などの業務を経てファッション分野のPRに転職。PRとしてモンクレールやルイ・ヴィトン、GAPなどを担当。その後、アマゾンなどを経て、現在は日本ロレアルでブランドイメージ&エンゲージメントマネジャーを務める。
1997年に同志社大学を卒業後、大日本印刷入社。同社で広告企画制作などの業務を経てファッション分野のPRに転職。PRとしてモンクレールやルイ・ヴィトン、GAPなどを担当。その後、アマゾンなどを経て、現在は日本ロレアルでブランドイメージ&エンゲージメントマネジャーを務める。

日本経済新聞社(東京・千代田)と女性向け動画配信のC Channel(Cチャンネル、東京・港)が立ち上げた働く女性を応援するメディア「newme」。金融や政治、教育など各分野のプロフェッショナルをゲストに招き、従来の概念にとらわれない生き方を選ぶために必要な情報を提供していきます。今回は7回の転職を経て、現在は日本ロレアルでブランドイメージ&エンゲージメントマネジャーを務める有田貴美江さんに、マネージャーになる上で必要な要素や考え方について聞きました。

マネージャーに必要な3つのスキルとは

――マネージャーとして必要なスキルを教えてください。

「1つは戦略フレームをしっかり立案できることです。マネージャーでない場合は実行するところが主体となってきますが、マネージャーがすべきことは会社のビジョンやゴールを理解して、戦略フレームに落とし込むことが必要な要素になります」

「2つ目は、必須項目としてピープルマネジメントです。かつての縦型の組織からフラットな横型の組織に変わってきているときに、ピープルマネジメントに対する内容や求められるものも変化していると思います。かつては強いリーダーシップが求められてきたと思いますが、横のつながりでチームとしてどう動かしていくかを強化することが求められています」

「もう1つは、コンピテンシーに近い、起業家精神です。会社に属しているから会社から落ちてきたことをするのではなくて、会社の目指すビジョンに対して自分で戦略を考えてドライブしていく。会社員でありながらも起業家精神でやっていうことが、マネージャーに必要な要素だと思います」

女性の強みをマネジメントに生かす

――海外に比べると、日本は管理職として働く女性や、管理職に就きたいと思っている女性が少ない印象があります。

「今の会社だと見受けられなくて、産休を経てマネージャー職に就いている人も多くいます。今の会社の取り組みが日本の社会のなかに広まっていけばいいなとは思います」

「あとはリモートワークをすることが加速化されたこともあるので、時間的制約はリモートワークによって解消されます。前は決まった時間に会社にいなければいけませんでしたが、同じ時間を使って仕事をするという考え方自体が、女性うんぬんの前にナンセンスなのかなと思います」

「成果やパフォーマンスの内容を見ていけば、同じパフォーマンスでも10時間かけなきゃいけない人もいれば5時間で終わる人もいます。5時間でできるのであれば、その人はマネジャーとしてもあがっていくべきだと思います。このようなものの見方が会社側もできるようになっていけば、少しずつ解消ができるのではないかと思います」

「女性だから、妻だから、親だからと、自分自身であまり限界や天井を作らない方がいいと思います。同僚でも子供が2人いて、お母さんをやりながらマネージャーをやっている人はたくさんいます。見ているとピープルマネジメントに、部下に対する愛情とか辛抱強さがまさに母といった感じで見えてきます。母親をやることによって生まれてくる強みであるとか、仕事に生かせることもあります。母親でないとできない経験だと思いますし、男性とは違った強みでもあります。逆の発想かもしれなですけれども自分の強みと捉えられれば、時間は制約があるかもしれないが埋め合わせることができるのではないかと思います」

自分の苦手を強みとする人に話を聞く

――上司の成功のように、自分も全く同じにする必要はないということですね。

「女性だけでも生き方は多様化していて、生活様式も変わってきているので、イコールの人って自分の先輩でも見つけられないですね。私自身、ロールモデルも正直持っていません。ただ、自分が苦手だったり弱かったりする部分を強みとしている人には話を聞きますね。とはいえその方と私は考え方が違いますし、置かれている生活環境も違いますので、ロールモデルであるかというとそうではありません」

(この企画は日経とC Channelが共同で展開しています)