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『青天を衝け』吉沢亮 渋沢栄一をエネルギッシュに

吉沢亮インタビュー(上)

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』(2月14日スタート)で、主人公・渋沢栄一役を務める吉沢亮。大河初出演にして初主演、しかも平成生まれが主人公を演じるのも初で、20年9月発表のニュースは、大きな話題を呼んだ。

後編「大河主演の吉沢亮 『まだ早い』と言われる挑戦したい」>>

芸能界入りは09年。11年、『仮面ライダーフォーゼ』で注目を集め、その後多くの映画やドラマを経て、18年に名匠・行定勲監督による主演映画『リバーズ・エッジ』で、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その人気を確実にしたのが、19年の映画『キングダム』と連続テレビ小説『なつぞら』だ。前者では主人公の親友・漂と後の始皇帝・えい政(せい)の2役を演じきり、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を筆頭に数々の映画賞を受賞。後者では、ヒロインの初恋の人・山田天陽役で話題をさらった。さらに同年、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の超平和バスターズ制作『空の青さを知る人よ』でアニメ声優にも挑戦。役者としての幅を大きく広げる。

20年も充実した仕事ぶりで、2本の主演映画が公開。8月公開の『青くて痛くて脆い』では、居場所を奪われ復讐に走る楓役。12月から公開中の『AWAKE』では、棋士を目指して挫折するもコンピューター将棋開発にのめり込む青年・英一役と、どちらも非常に繊細な演技が求められる役柄だ。ドラマにも、『半沢直樹』シリーズにキーパーソンとなるプログラマー・高坂役で登場。約3年ぶりとなった舞台『プロデューサーズ』では、福田雄一演出の下、ミュージカル界をけん引する井上芳雄と渡り合い、本格ブロードウェイミュージカルで歌唱を披露、コメディセンスをも見せた。

『青天を衝け』の現場

そしてそんな吉沢が『青天を衝け』で挑むのが、日本資本主義の父であり、24年からの新1万円札の顔としても注目される渋沢栄一の人生。吉沢は13歳の少年期から演じる。撮影は20年の夏からスタート。改めて大河主演という大役を務めることへのプレッシャーは? また、NHKの看板枠、連続テレビ小説も同じく長期間撮影のドラマだが、共通点はあるのだろうか。

「今の時点ではそんなに感じていないですけど、放送が始まる直前になってくると、だんだんプレッシャーが襲ってくるんだろうなという気がしています。渋沢栄一という人は、実業家に至るまでの人生がとても波瀾万丈で、かなりいろいろなところを行き来していたそうです。その部分でのエネルギッシュさを描きたい、ということから若い僕を選んでいただいたというお話は聞きました。

ただ僕は、最近はナイーブというか内に秘めたタイプの役どころを演じることが多かったので、ここまで喜怒哀楽がはっきりしている役は逆に新鮮で。自分自身も考えていることをあまり口にしないほうなので、思ったことを全て言葉にしてしまう栄一を演じるのにかなりのエネルギーを要して、ちょっと疲れます(笑)。一方でここまで気持ちのいい役もそんなになかったので、楽しさも大きいです。栄一は人としての根本の部分というか、生きる上での人と人の関わりを1番大切にしてきた人なので。それがカッコいいし、人間としてすごい人だなと感じます。自分もこういう生き方を送りたいなと思わせられました。

とは言え、『大河ドラマの主役だから、こうしなきゃ』というようなことは、あまり考えていないです。もちろん撮影に入る前は不安で押し潰されそうでしたけど、いざ現場に入ってみると、普段しているお芝居と別に変わらないというか。他のキャストのみなさんもすごく自然体で居心地が良くて、普通に渋沢栄一という人間を演じているなという感じです。

(朝ドラと大河の違いについては)まずスケジュール感は全く違います。今はほぼ毎日撮影に参加していますが、『なつぞら』に出ていたときは月に1度ぐらいで、そのくせわりと出番のある、おいしい役をいただいていたので(笑)」

「でも、長い期間1人の人間の人生を描くということについては、『なつぞら』を経験していて良かったなと思う部分があります。1人の人生を丁寧に描いていくなかで、何かを決めてしまうと逆に難しくなってしまうんです。例えば2話のあとに13話を撮るなど撮影スケジュールがかなりバラバラなことも多いので、『ここはこうだよね』『あのシーンでこういうことをしたから、ここはちょっと抑えとこうか』というような計算を頭の中でし始めてしまうと、どんどん頭がこんがらがっていってしまい――監督とも、最初の頃は人物を作っていく上で本当に細かい決め事などをお話させていただいていたんですけど、途中からは『もういいよね」という感じになりました(笑)。『あまり決まり事にこだわっても、人間としての面白みが半減してしまうから』と。

やっていて気づけたことですが、あえてあんまり計算で作っていくやり方はせずに、とにかく台本にある部分だけ、1シーン1シーンを意識して熱量を持っていくお芝居の仕方が必要なんだなと。これは通常の映画などにはない、大河などの長期間ドラマならではだなという気がします」

あとは役者のみなさんも素晴らしいし、スタッフのみなさんも一流で、すごく贅沢な環境でお芝居させていただいているなと思います。みなさんと一緒にお芝居をしていって、本当に『ああ、やっぱりすごいな』と思う瞬間ばかり。なかでも、後に栄一の奥さんになる千代役の橋本愛さんが、すごくて。2人のシーンでは栄一がわりと一方的に千代に話をしていることが多いんですけど、その話を聞いているときの顔がもう本当に伴侶として全てを受け止めてくれるような雰囲気をにじみ出してくださっていて。本当に安心しますし、とてもいい役者さんだと改めて思いました」

破竹の勢いで活躍中の吉沢だが、主演作はもちろんのこと、他の出演作も、単に規模が大きいだけでなく、意味深い作品に出ているように見える。彼が出演を決める上で重きを置くものは何なのだろうか。

「1番は脚本が面白いかどうか、でしょうか。自分が読んでいてあまり引っかからない内容だとやっぱり出演に踏み切るのに戸惑いが生まれてしまうというか。あとは、『この人とお芝居ができる』『この監督とやれる』などといった意味のある、例えば成長できたり、勝負しなきゃいけない作品だったりといった自分にとってプラスになる何かがないと、というのはあります。単純に『大きい作品だから』『当たりそう』という理由では作品を選びたくないです。

そういう意味で言うと、公開中の映画『AWAKE』は、最初に脚本を読ませていただいた際にとても強い爽快感と青春を感じて、めちゃくちゃ面白いなと思った作品。『ぜひ、よろしくお願いします』と返事をさせていただきました」

後編「大河主演の吉沢亮 『まだ早い』と言われる挑戦したい」>>

『青天を衝け』
 大河ドラマ第60作。約500もの企業を育て、約600の社会公共事業にも関わった「日本資本主義の父」渋沢栄一を主人公に描く。幕末から明治にかけての激動時代の大渦に翻弄され、挫折を繰り返しながらも高い志を持って未来を切り開いていった、その生き様とは。(2月14日スタート/NHK総合日曜20時他)
『AWAKE』
 実際の対局を基に描かれた青春映画。人付き合いが苦手な英一(吉沢)は、ライバルに負けたことを機に将棋のプロの道を諦める。その後、英一はコンピューター将棋と出合い、自ら生み出したプログラムで大会を制するほどに。やがて彼のもとに棋士との対局話が舞い込み……。(Blu-ray&DVDは2021年3月24日発売)

(ライター 松木智恵、日経エンタテインメント! 平島綾子)

[日経エンタテインメント! 2021年2月号の記事を再構成]

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