Christian Louboutin あでやかさに主張響かせ「自分らしく」

外に出る機会が減ったからこそ、たまの外出では華やぎをまといたい気持ちが強まってきました。主張が強い色やウイットをまぶしたディテールも、靴であれば、服よりも取り入れやすくなります。

優美さやスポーティー感など、様々な要素が響き合うデザイン

レモネードからインスパイアされたという、「Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)」のハイヒールは鮮やかなイエローが若々しい印象を連れてきます。パンチング加工を施してあるサマーブーティーは見た目も涼やか。爪先の開いたオープントゥが軽やかさをプラス。正面のスニーカーのようなレースアップデザインもアクティブな気分に誘ってくれます。

「履くダイバーシティー(多様性)」とも呼べそうな異素材ミックス

デザイナーが個人的に好みだという、異素材のパッチワーク的な作りが目を引きます。柄も質感も異なる素材を組み合わせた、ドラマチックなデザインはまるでアート作品のよう。ブーツの内側両サイドに、伸縮性のある素材を用いたサイドゴア仕様だから、脱ぎ履きがスムーズ。マルチな雰囲気を帯びているおかげで、シンプルな服に合わせるだけで装いが決まる、足元のおしゃれのキーピースです。

ブランドを象徴するスパイクスタッズでスパイシーにアレンジ

ヤシ科の植物の葉からとれる天然繊維「ラフィア」は、ナチュラル感を際立たせる素材です。足の甲と足首のストラップに施されたラフィアが自然体のイメージを呼び込みました。アッパー部分に用いたのは、タイダイ(絞り染め)柄のデニム。グレー系の配色とラフィア素材の組み合わせがクールな足元に導きます。先のとがったスパイクスタッズがスリリングな印象を添えました。

上質なナッパレザーならではの格上の肌触り

痛みや窮屈さを遠ざける「コンフォート」重視の傾向が広がりを見せるなか、底の平らなフラットシューズは頼もしい味方に。心地よさを感じながらも、華やかさもきちんとキープできるデザインが受け入れられそう。心をときめかせるピンクは今の時代に求められる色。クラフトマンシップを感じさせる編み込みのディテールがリラックスした足元にアクセントを添えてくれます。

(画像協力)
クリスチャン ルブタン
https://jp.christianlouboutin.com/

2021年春夏ファッションは靴から手持ち服をアップデート

少しでも気持ちを盛り上げたい21年春夏は、希望を映した靴コーディネートが広がりそうです。程よい楽観をまといつつ、力強さやナチュラル感などを重ねていくアレンジを試したいところ。気負いを遠ざけつつ、りんとしたムードを兼ね備えるような装いが支持される中、「ポジティブ靴」で手持ち服をアップデートするスタイリングを取り入れてみませんか。

宮田理江
ファッションジャーナリスト、ファッションディレクター。多彩なメディアでランウェイリポートからトレンド情報、スタイリング指南などを発信。バイヤー、プレスなど業界経験を生かした、「買う側・着る側の気持ち」に目配りした解説が好評。自らのテレビ通販ブランドもプロデュース。セミナーやイベント出演も多い。 著書に「おしゃれの近道」「もっとおしゃれの近道」(ともに、学研パブリッシング)がある。

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