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転職市場ではDXやIT系人材の需要が高まっている(写真はイメージ) =PIXTA

転職市場ではDXやIT系人材の需要が高まっている(写真はイメージ) =PIXTA

2021年の転職市場で求人件数が特に増えそうな業界は「情報技術(IT)・通信・インターネット」の3つ。日経HRが転職エージェントを対象に実施した調査では、この3業界の中途採用が特に伸びるとの回答が7割を超えた。DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業が広がり、関連分野の人材需要が拡大するという見方が強い。職種については「IT・Web・ネットワークエンジニア」がトップで、「企画・マーケティング」が続いた。求人需要が高まりそうな人材のキーワードとしては、DX、即戦力、ITに回答が集中した。

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同調査は日経HRが2020年12月中旬に実施した。21年の中途採用の求人件数が「増える」と回答した人を対象に、求人件数が特に増えるとみる業界について尋ねたところ、「IT・通信・インターネット」(72.5%)が他の選択肢を大きく引き離しての1位だった。

「移動が制限されるなか、テクノロジーを活用したサービスが今後も伸びる」「働き方の変化に必要なインフラおよび個人へのサービス提供で業績を伸ばす企業が増えている」など、DX関連を中心にIT業界の求人が伸びるとみるエージェントが目立つ。テレワークや巣ごもり需要の拡大を追い風に、電子商取引(EC)、キャッシュレス、オンライン教育など、幅広い業態の成長を予想する声があった。クラウド経由でサービスを提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)業界の拡大を指摘するエージェントも多かった。

求人件数が特に増えるとみる職種についても聞いたところ、「IT・Web・ネットワークエンジニア」(62.5%)が最多で、「企画・マーケティング」(30%)が続いた。

「IT・Web・ネットワークエンジニア」を選択した理由としては、「どの分野においてもDXの重要性が増している」「日本は慢性的なIT人材不足で、今後もエンジニアの取り合いが繰り広げられる」といった見方があった。「企画・マーケティング」や「営業」については「売上減を補うための新戦略を打ち出す際にマーケティングが重要になる」「採用を控えられていた営業職はコロナ収束後、真っ先に必要になる」といった声が出ていた。

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