オイシックスPR担当、テレワークでもヒット生むワザ

日経doors

2021/2/22
オイシックス・ラ・大地の尾花美咲さん
オイシックス・ラ・大地の尾花美咲さん
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リアルな在宅勤務生活はどんな具合か。生鮮宅配大手のオイシックス・ラ・大地で、ヴィーガンミールキットブランド「Purple Carrot(パープルキャロット)」のPR・マーケティングを担当する尾花美咲さん(28歳)は、昨年の緊急事態宣言中には、部署異動も経験したという。引き継ぎ事項や慣れない業務が多い中、テレワークを活用した働き方でどのように仕事を進めているのだろうか。仕事を円滑に進める工夫と、オンとオフの切り替えについても聞いていく。

ヴィーガンミールキットの多岐にわたる業務を担当

オイシックス・ラ・大地の尾花美咲さんが担当している「Purple Carrot」は、米国生まれのヴィーガンミールキットブランド。肉や魚、卵や乳製品など、動物性の食品を使わない野菜中心のメニューが短時間で作れる食材キットを提供し、ヴィーガン志向の人だけでなく、野菜やヘルシーな食事を気軽にとりたいというユーザー層から人気を集めている。

EC事業部で、インターネットの売り場全体の企画を担当していた尾花さんは、コロナ禍による外出自粛要請期間中の昨年5月にPurple Carrotの事業部に異動。現在はPurple Carrotブランドの企画・PRのほか、Oisixユーザーの利用を促進するマーケティングなどに携わる。コロナ禍の影響でオイシックス・ラ・大地では昨年3月頃からテレワークを導入したため、異動前後の引き継ぎは主にテレワークで行ったという。

「緊急事態宣言中、会社全体の出社率は2割程度に。試行錯誤しながらテレワークでの業務を進める一方、自社のサービス全般で需要が増えたことにより、急きょ仕入れ数を増やすなど調整を各部署で行いました。お客様から、『こんなときにOisixのサービスがあってよかった』という声をたくさんいただき、お客様にとって必要不可欠なサービスに関わっているという実感が強かったですね」と尾花さんは振り返る。

テレワークで手掛けた商品がヒット!

Purple Carrotの企画から携わり大きな反響があったのが、昨年8月、東京・青山のサステナブルグリルレストラン・The Burnでヴィーガンコースを提供している米澤文雄シェフとコラボをした『ベジボロネーゼ』のミールキットだ。

「商品ページやキャッチの企画、デザインから販売までを、開発チームやデザイナーと連携して、オンライン中心の打ち合わせで進めました。米澤シェフとモデルの高山都さんによるインスタライブも企画。米澤シェフのレストラン厨房と高山都さんのご自宅のキッチンをつないでべジボロネーゼを作って、『時々ヴィーガン』をテーマにしたトークイベントを行ったところ、発売後一晩で予定数を完売し、急きょ追加製造を依頼するほど大きな反響がありました」

「時々ヴィーガン」をテーマに展開する「Purple Carrot」。秋には旬のキノコを使った豆乳クリームパスタが人気を集めた
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働き方の変化で、仕事の進め方を見直した