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イラストはイメージ =PIXTA

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コロナショックの中で最初の人事評価の時期が近づいています。コロナだったから業績が悪くても仕方がない。けれども私の評価は低くないはずだ。そう考えている人たちは大きなショックを受けるかもしれません。

できなかった言い訳が認められることはない

評価の時期が近づくと、人事異動や昇進に関してソワソワする人が増えてきます。

「去年は前年比で150%の売り上げをあげたし、部下たちも大きく成長した。それも私が課長として部下との1on1ミーティングをしっかり進めたからだ。だから私の評価はとても高いだろう」

と、自信いっぱいで1年間を振り返ることができる人なら良いのですが、実際には次のような振り返りが多いようです。

「去年はコロナのせいで売り上げは未達成だった。けれどもそれはコロナが悪いんだから私が悪いわけじゃない。だから標準評価はあるだろう」

「部下との面談を進めたかったけれど、リモートだとどうしてもうまくできなかった。在宅が増えたせいでマンションのWi-Fi速度が遅くなったせいでもある。私が悪いわけじゃない。だから評価はきっと低くないだろう」

しかしそんな思いは評価面談で覆されることになります。例えば上司にこんな指摘をされるかもしれません。

「コロナショックの中でも目標を達成したメンバーもいるんだけれど、君がコロナのせいで売り上げを達成できなかったという根拠はなに?」

「リモートワークだから面談できなかったというけれど、君がそこで考えた工夫にはどういうものがあったの? それでも無理だった?」

実際のビジネスの現場を見てみると「コロナだから」という言い訳をする人はどんどん減っています。

「コロナでも」何をすれば業績をあげられるか。

「コロナだから」何をチャンスにすることができるか。

そんなことを考えて行動することがあたりまえになりつつあります。

以前の記事「定年の日に固まらない 人事変革に勝つ社員5つの行動」で、危機に直面してなお行動を変えないのが人の常だということを書きました。

だからこそ、そこで行動を変えることができる人が、環境変化に対応してゆけるわけです。

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