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もう迷わないiPad選び 実力と使い勝手を比べてみた

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現行のiPadは、汎用端子である「USBタイプC」を搭載したモデルとアップルの専用端子である「Lightning」を搭載したモデルがある。iPadのラインアップを理解するにはまずこの点を理解しておくことが重要だ。USBタイプCを搭載するのが高性能な上位モデルで、「iPad Pro 12.9インチ(第4世代)」「iPad Pro 11インチ(第2世代)」「iPad Air(第4世代)」の3製品がある。それぞれの詳細スペックは以下の表の通りだ。

iPad Proは、映像クリエイターなどの使用も想定したハイエンドモデル。12.9インチモデルと11インチモデルの違いは基本的に画面サイズのみだ。iPad Airは、最新プロセッサーを搭載し、携帯性と性能を両立させた汎用性の高いモデルだ。Proと比べると、Face ID(顔認証)に対応しないなど劣る部分はあるものの、比較的価格が手ごろな点が魅力だ。

これらのUSBタイプC搭載モデルは、より快適な手書き入力が可能となった「Apple Pencil(第2世代)」、トラックパッド付きのキーボード兼用カバー「Magic Keyboard」、トラックパッドなしのキーボード兼用カバー「Smart Keyboard Folio」などの純正オプションが使用できる。

Lightning搭載モデルはiPadとminiの2製品

Lightning搭載モデルには、「iPad(第8世代)」と「iPad mini(第5世代)」がある。それぞれの詳細スペックは以下の通りだ。

iPadは10.2型ディスプレーを装備した汎用性重視モデル、iPad miniはコンパクトかつ軽量なモバイル性重視モデルだ。純正オプションは「Apple Pencil(第1世代)」に対応、iPadはカバー兼用キーボードの「Smart Keyboard」にも対応する。なお、Lightning搭載モデルも「Lightning - USB 3カメラアダプタ」を使用すれば、USBメモリーなどのUSB機器を利用できる。

上図はiPadシリーズの価格&性能分布図だ。高価だが高性能なのがPro、価格と性能のバランスが良いのがAir、携帯性が高いがそのぶん少し割高なのがmini、コスト重視モデルがiPadと覚えておくとよい。今、初めてiPadシリーズを購入するのであれば、発売が新しくコスパが良いAirと、3万円台から購入できるiPadに注目だ。

なお、すべてのiPadシリーズにはWi-Fi版と、モバイルデータ通信にも対応したWi-Fi+セルラー版がある。格安SIMなどを使用してどこでも通信したいなら後者を選択したい。

「iPad Air」と「iPad」の実力や使い勝手を徹底比較

前述した通り、今、初めてiPadシリーズを購入するのであれば、「iPad Air」または「iPad」がお薦めだ。ここからは両機の実力や使い勝手を徹底比較してみる。

まずサイズだが、 ほぼ変わらないものの、実際に手に持つとiPadはかなり厚みを感じる。重さは、iPadのほうが30グラム程度重く、実際に手に持ったときもずっしりと重く感じられる。生体認証は、両機とも「Touch ID」(指紋認証)に対応。センサーの搭載位置の違いで多少使い勝手に違いがあるものの基本的には変わらない。ディスプレーは、広色域「Display P3」に準拠しているAirのほうが色の再現性が高い。ただし、iPadのほうもタブレットとしては高品位だ。

性能は、最新プロセッサーの「A14 Bionic」を搭載するAirが圧倒的に高い。下の図はCPUの演算性能を比較したものだが、マルチコア性能では約2倍の差がついている。3Dグラフィックス性能を比較した図でもAirがiPadを圧倒している。

カメラは、背面、前面ともにAirのほうが高スペックだ。風景などを撮影するときに役立つ背面カメラは、Airのほうが広角で描写力が高い。ただし、iPadのほうもスナップ写真を撮影するには十分な性能を持っている。ビデオ会議に役立つ前面カメラも、明るく人物の表情がわかりやすいなどAirのほうが優秀だが、iPadも立体感の表現などはまずまずで、十分実用レベルだ。

対応周辺機器はAirのほうが確実に勝る

充電や各種周辺機器を接続する端子は、Airが「USBタイプC」、iPadが「Lightning」を搭載する。これはUSBタイプCを搭載するAirのほうが圧倒的に使いやすい。何よりUSBタイプC対応のUSBメモリーなど、USBタイプC対応機器をそのまま接続できることが便利だ。サードパーティ製のさまざまなUSBタイプC機器を利用できるので、例えばUSBタイプCハブを用いて、USBタイプA端子や映像出力端子、SDカードスロットなどを増設できるなど拡張性も高い。汎用品のUSBタイプCケーブルを利用できるので、ほかの機器とケーブルを共通化できる点も重宝する。

一方、Lightningを搭載するiPadは、iPhone向けのLightning周辺機器が使えるというメリットがある。Lightning対応機器は割高なので新規購入するメリットは少ないが、iPhoneユーザーですでに利用している周辺機器があるならiPadと共用できる。なお、Lightningを搭載するiPadでも、純正オプションの「Lightning - USB 3カメラアダプタ」を利用すればUSBタイプA対応のUSBメモリーなどを利用できる。

手書き入力用のペンは、Airが第2世代、iPadが第1世代の「Apple Pencil」に対応する。第2世代のApple Pencilは、本体のダブルタップで消しゴムモードに切り替えられるなど、第1世代ユーザーの声を反映した改良がなされており使い勝手が向上している。手書き入力機能を重視するなら第2世代のApple Pencilが利用できるAirに注目したい。実際の書き心地もAirのほうが勝る。ただしiPadの手書き入力も、廉価なアンドロイドタブレットに比べればかなり快適といえるだろう。

純正キーボードは、Air用としてはトラックパッドを搭載する「Magic Keyboard」とトラックパッドが付かない「Smart Keyboard Folio」が、iPad用としてはトラックパッドが付かない「Smart Keyboard」が用意されている。トラックパッドを搭載する「Magic Keyboard」は非常に使いやすいが高価な点がネック。サードパーティ製のキーボードを使用するならAirもiPadも変わらない。

上図はAirとiPadの全ラインアップの直販価格だ。価格に関しては税別3万4800円から入手できるiPadが魅力的だ。機能や性能ではAirに比べると劣る部分も少なくないが、廉価なアンドロイドタブレットと比べると高性能かつ使い勝手が良い。

低価格でiPadシリーズを入手したい人にはiPadがお薦めだ。なお、ストレージ容量はできるなら128ギガを選択したい。一方、多少高価でも最新iPadの魅力を満喫したいという人にはAirがお薦めとなる。Airであれば仕事から趣味まで幅広い用途に活用できる。

(ライター 滝伸次)

[日経PC21 2021年3月号掲載記事を再構成]

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