名刺入れと同等のサイズ感

クランプ「UKブライドルレザー フロント金具コンパクトウォレット Cr-920」(1万8000円) 幅90×高さ80×厚さ30ミリメートル

財布を中心とした革製品のセレクトショップ兼工房の池之端銀革店。英国のタンナーによるブライドルレザーを用いた製品を数多く展開しており、旗艦ブランドとなるクランプの「UKブライドルレザー フロント金具コンパクトウォレット」にも、同様のUKブライドルが使われている。

同社が扱うUKブライドルは、革の内部まで染料をしっかりと染み込ませる「芯通し」を施しているのが特徴。製品を長く使っていても革の地色が出ることなく、深い色合いへと美しくエイジングするという。

財布は三つ折り構造になっており、ボタン留めのフラップを開くと、札入れと2つのカードポケットが現れる。紙幣は折りたたまずに入れられ、カードは約12枚収納可能。大きく開くコインポケットも外装に備える。

一般的なカードケースとほぼ同等のサイズながら、長財布に匹敵する収納力、通常サイズの二つ折り財布のような使い勝手を実現。また、中身を収納しても厚みがほぼ変わらない構造のため、服のポケットにも難なく入れられる。

「18年5月の発売以降、現在まで常に売れ筋の上位をキープしている商品」と話すのは、池之端銀革店の店舗管理・片桐啓佑氏。男性を中心に人気の高い商品で、フラップ部分の補強を兼ねた装飾金具が好評とのこと。最近は女性からの支持も増えているという。

カードケースサイズながら、札・コイン・カードをしっかり収納できる

通常サイズの財布と同じ使い勝手

ガンゾ「シンブライドル BOX小銭入れ付きコンパクト札入れ」(4万3000円)。幅96×高さ85×厚さ20ミリメートル

ガンゾは、100年以上の歴史を持つAJIOKAが展開する最高級レザーブランド。素材選びから製造工程まで一切妥協することなく、熟練職人が仕上げる革製品は多くの人から支持されている。

今回紹介するミニ財布「シンブライドル BOX小銭入れ付きコンパクト札入れ」には、英国のJ&E セジュイック社のブライドルレザーを使用。使っているうちに付く手のオイルや摩擦(ハンドグレージング)だけでも十分な経年変化を楽しめるという。分厚いブライドルレザーを薄くすき、剛健さは保ちつつ使い心地のよい質感に仕上げているのも特徴だ。

内装には、イタリアのバダラッシィ・カルロ社の「ミネルバ・ボックス」というショルダーヌメを採用。柔らかく内装に適しており、使い始めからすぐに経年変化を感じられる素材で、表革とのコントラストも楽しめる。

手のひらサイズながら、紙幣を折りたたまず入れられる。内装に6つ、外装に1つカードポケットを搭載し、独立したコイン収納部も備える。コイン収納部はボックス型で、コインも見やすく取り出しやすい。

ビジネスパーソンからの人気が高く、「売り上げは好調に推移している」とAJIOKAのプレス・松本菜摘氏は話す。従来の二つ折り財布にコンパクトさを求めるユーザーから支持されているという。

ボックス型のコイン収納部を持ち、ミニ財布ながら使い勝手も抜群

(ライター 津田昌宏、写真 野町修平=APT、スタイリング 宇田川雄一)

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