セーター、バンダナ、軍モノ…今こそ映えるアメカジリモート時代の「絶対買い」アイテム(上)

「これがあのアメリ缶。バンダナやジーパンが入った懸賞商品で話題でした」と話す石津祥介さん(右)といであつしさん
「これがあのアメリ缶。バンダナやジーパンが入った懸賞商品で話題でした」と話す石津祥介さん(右)といであつしさん

リモートワーク元年となった2020年は仕事の「スタイル」だけでなく、仕事の「ウエア」も一変した。オンオフの服装がシームレスになったのだ。そこで注目されたのが、機能的なジャケットやカジュアルシャツ、アウトドア系のアウターといったアイテム。必然的に、日本に深く根を下ろした「アメカジ」のかっこよさが再認識されることになった。この機会を捉えて、服飾評論家の石津祥介さんとアメカジに詳しいコラムニスト、いであつしさんに、アフターコロナも活躍するアメカジアイテムを2回にわたって聞く。リモートワークでも街中でも「映(ば)え」る服、買って損のない服とは何だろうか。(この記事の〈下〉は「ロンT、デニムでリラックス 大人カジュアルの極意」




日本発のアメカジ 本場もうならせるブランドに

――在宅勤務で装いのカジュアル化が進み、リラックス重視の服選びが主流となっています。でも、いつも同じ服では気分もアガりません。今の時代に合うおしゃれなカジュアルウエアを知りたいです。

石津「とりあえずラーメンじゃないけど(笑い)間違いない服、飽きない服を具体的に知りたいよね。汎用性があるものと考えると、やっぱりアイビーだったり、アメカジだったり。しかもこれらは進化している」

――きょうはアメカジに詳しいいでさんに、厳選したおすすめ服を持ってきていただきました。その前に、いでさんが着ているグレーのセットアップ、力が抜けていていいですね。

石津「これは何て呼ぶのかな。背中にアクションプリーツがある。ハンティングで着られるノーフォークジャケットに使われるディテールだ」

――狩りで鉄砲を撃つときに動きやすいよう、背中にひだがはいっているんですね。デザイン性もあり、動きやすそうです。

いで「原宿にあった伝説のアメカジ系セレクトショップ『プロペラ』のプレスだった山下裕文さんが手掛けるブランド『モヒート』のもので、リッツジャケットといいます。山下さんはヘミングウェイマニアで、ヘミングウェイがリッツホテルに泊まったときに着ていたかもしれない服、という空想から生み出した。僕ら世代はヘミングウェイとかスティーブ・マックイーンというと無条件に反応しちゃう。ファッションの人であの世界観が好きな人は多いんです」

素材はローデンクロス。日本人デザイナーのセットアップがお気に入り
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セーターで差し色 テレビ会議で好感度アップ
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