Chromecastがリモコン対応 ネット動画をテレビで堪能
アマゾン「プライムビデオ」などのネット動画を見ることが多い筆者。大画面テレビには、ネット動画をテレビに出力できる「Fire TV Stick(ファイアーTVスティック)4K」(以下、ファイアーTV)と「Chromecast(クロームキャスト)」を接続して使ってきた。前者はユーチューブやプライムビデオ、DAZN(ダゾーン)、アベマTV、ティーバーなどの視聴で、後者はパソコンやスマホの画面をテレビに表示する「キャスト」機能で主に活用してきた。
そんななか、20年11月にクロームキャストの新製品が登場。「グーグルTV」機能が追加され、ファイアーTVと同じく単体でネット動画を再生できるようになったというので早速手に入れた(図1、図2)。
従来機との大きな違いは、リモコンで操作できるホーム画面の存在(図3)。従来機はリモコンがなく、スマホかパソコンで操作する必要があった。また新製品は「アプリ」タブで必要なアプリを追加でき、プライムビデオをはじめ、ファイアーTVで利用していた動画サービスはほぼインストールできた。
リモコンのボタンで人工知能(AI)アシスタントを呼び出せるのは、ファイアーTVと同様。天気や予定の確認など、スマートスピーカー的な活用も可能だ。
特に便利なのは、番組名や俳優名で音声検索すると、複数の動画サービスを横断的に検索できること。ファイアーTVでも一部可能だが、クロームキャストのほうが対応サービスが多く、使い勝手も良い(図4、図5)。
従来機で重宝していたキャスト機能も健在。動画視聴とキャストの両方をかなえてくれるので、今後はクロームキャスト1本で事足りそうだ。
(ライター 青木恵美)
[日経PC21 2021年3月号掲載記事を再構成]
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