ゲームに最適な超小型PC 両手持ちでコントローラー
注目の製品使ってみました
●CPU:コアi5-1035G7●メモリー:16GB●ストレージ:512GBまたは1TB●ディスプレー:8型(1280×800ドット、タッチ対応)●Wi-Fi:Wi-Fi 6●バッテリー駆動時間:最大14時間●サイズ:幅207×奥行き145×高さ26ミリ●重さ:790グラム●税別直販価格 9万8000円(512GB)、11万6900円(1TB)
GPD製の「ウィンマックス」は、パソコンとゲーム機が一体化したようなユニークなスタイルのウルトラモバイルパソコンだ。画面は8型。本体にはジョイスティックや複数のボタンを備え、携帯ゲーム機のような操作ができる(図1、図2)。CPU(中央演算処理装置)は第10世代のコアi5、内蔵メモリーは16ギガを搭載するなどパソコンとしても申し分ない性能だ。
キーボードは英語配列で、「半角/全角」キーがないなど操作に戸惑うこともあるが、約18ミリ(実測値)のキーピッチを確保しているので思った以上に快適にタイピングできる[注]。タッチパッドはキーボードの上部に配置されているが、これも見かけによらず違和感なく使える(図3)。
端子類で注目したいのは、サンダーボルト3に対応したUSBタイプC端子(図4)。これにより外付けのグラフィックスボックスを接続してより負荷のかかるゲームを楽しんだり、外部ディスプレーに接続して画面を拡張したりできる。電源端子はなくタイプC端子に接続して電力供給をする。
残念なのは長時間持ち続けると手が疲れることだ。代表的な携帯ゲーム機の「ニンテンドースイッチ」が400グラム弱なのに対し、本機は790グラムでその差は大きい。液晶はタッチ操作に対応するが、縁の幅が広めで、その分画面が小さいのも不満に感じたポイントだ(図5、図6)。
[注]英語キーボードで日本語入力をオンオフする場合は、「Alt」キー押しながら「`」キーを押す。
(ライター 石坂勇三)
[日経PC21 2021年3月号掲載記事を再構成]
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