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自己流に走らず まず分量守って

書店には数多くのレシピ本が並ぶ。最近は著名な料理研究家の本と並んで、「ブログやユーチューブ、SNS発のレシピを書籍化した本も多く、動画のように視覚的に見せる工夫がされている」(ジュンク堂書店の山本寿子さん)という。また料理本のジャンルが細分化している中で「発酵食品や薬膳などを取り上げ、体の調子を整えることを目的に書かれた本が売れている」と二子玉川蔦屋家電の糸井純子さんは話す。

レシピ本への興味をきっかけに料理研究家になった滝村雅晴さんが考える、初心者が選ぶ際のポイントは5つ。(1)使う食材数が少なく、どこでも買える(2)料理の工程がシンプルで文字が少ない(3)工程の写真がある(4)掲載レシピ数が多い(5)作りたかった料理が掲載されている。そのほか「レシピの用語解説や切り方、道具の説明、代表的な調味料など最初にそろえるべきものの情報が載っている本が1冊あると便利」。いきなり自己流に走るのではなく、調味料などまずは書いてある分量を量って作ることを、多くの専門家がすすめる。

■ランキングの見方 数字は専門家の評価を点数化。(1)著者・シリーズ名(2)出版社名(3)価格(本体+税)(4)発行年(5)レシピの例。写真は三浦秀行撮影。

■調査の方法 2016年以降に出版されたレシピ本から初心者におすすめのものを、二子玉川蔦屋家電の糸井純子さん、PAPER WALL nonowa国立店の立田智香さん、紀伊国屋書店の室彩水さん、ジュンク堂書店池袋本店の山本寿子さんの助言をもとに25冊選定。料理研究家など専門家が実際に本を見て「レシピの簡単さ」「本の編集上の工夫」「料理の基本や常識が押さえられているか」などの視点で1~10位までを選び、結果を編集部で集計した。

■今週の専門家 ▽糸井純子(二子玉川蔦屋家電BOOK食コンシェルジュ)▽今泉マユ子(管理栄養士)▽島本美由紀(料理研究家)▽滝村雅晴(パパ料理研究家)▽立田智香(PAPER WALL nonowa国立店)▽とけいじ千絵(1級フードアナリスト)▽生田目早苗(東京ガス食情報センター所長)▽畑田祐子(ABCクッキングスタジオ)▽室彩水(紀伊国屋書店和書販売促進部)▽山本寿子(ジュンク堂書店池袋本店実用書担当)▽吉川愛歩(料理ライター)=敬称略、五十音順

(生活情報部 砂山絵理子)

[NIKKEIプラス1 2021年1月23日付]


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