2021/1/21

【凝りやだるさを感じる人に】側頭部を押しながら側屈すると…

「ツボの多くは、筋肉や関節、神経などがある体の重要な部分に集まっている。それゆえ、そこを刺激することで、体が柔らかくなったり、関節の動きが良くなったりという反応がある。驚くほど即効性の高いツボも存在する」と高村さん。

そのひとつが耳まわりのツボ。これらが属する「胆経(たんけい)」と呼ばれる経絡は、全身の側面を通って、足先まで流れている。そのため、「体側を伸ばすポーズは、目や耳、頭などの周辺に起きる不快症状をすっきりさせる。凝りやだるさをケアするだけでなく、精神面でもやる気がみなぎるといった効果が期待できる」と高村さん。

Before(左)いまいち曲げづらい。After(右)どうして!?ラクに曲がる!

直立の姿勢で体を横に倒し、まずは硬さをチェック。その後、側頭部を指でマッサージしながら息を吸って10回くらい横に倒し、その変化を感じてみよう。

【刺激するのはこのツボ!】胆経(たんけい)

側頭部には東洋医学でエネルギーの通り道とされる経絡のひとつ「胆経」がジグザグに流れ、多くのツボが集まっている。解剖学的に見ると、食いしばりなどで多くの人が硬直させやすい「側頭筋(そくとうきん)」という筋肉が重なる部分でもある。手指全部で一気に刺激してみよう。

滞った経絡を改善すれば側屈がラクにできる!

「経絡はその一部を刺激すると、経絡全体の「気」の流れが良くなります。体の側面全体を通るこの胆経のように、全身は足先から頭まで筋膜でひとつにつながっているため、解剖学的にも理にかなっているといえるでしょう」(高村さん)。

【首こりに悩む人に】頭頂部の百会を押して首を横に振ると…

首が凝り固まって、回しづらいという人にお薦めなのが、下のポーズ。頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」のツボを刺激しながら首を回すと、まるで引っかかりがとれたような変化を感じられるはずだ。

Before(左)こんなものかな?After(右)まるで引っかかりがとれたみたい!

【刺激するのはこのツボ!】百会(ひゃくえ)

顔の左右の中心線と、両耳の先端を結んだ線が交わる点。頭のてっぺんにある。人さし指の先でぐーっと強めに押すのがポイント。

体の軸を整えるツボで首がラクに回る!

万能ツボとして有名な「百会」。東洋医学でいう“気”の流れを良くする効果に優れ、脳や脊髄、自律神経系とも関わりが深いとされる。「体の軸を整えて、背骨の動きを良くするスイッチのようなツボ。痛気持ちいい程度に強めに押して」と高村さん。

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【顔のゆがみが気になる人に】耳の前の聴宮を押して口